ゲスの極みって公言してるんだから。二児の母です。
都会では年が明けてからようやく、冬らしくなりました。
今年から介護保険を組んでいくことにしたので、自分の一番の出費であるファッションの買い物を精査していきたいと思っています。
昨今流行ったワードローブにまつわる書籍を総じて立ち読みしますと、
「似合っているものばかりを、数少なく持っている。それが真のおしゃれびと」
というテーマが目立ちます。
わたし自身は(周りのママさんはファッションが落ち着いているかたが多い印象もあって)、手持ちのファッションアイテム数が過多な気がしています。
それでいて、全てを活用できている自信がない。自分が、あんまりおしゃれに思えない。
そんな折に寒い。そして冬服はセールの真っ最中。
数週間の冬セールが終わると、ショップはとっとと冬服をどこかへしまいこんで春ものを売り出すので、今を逃すと「どこにもニット売ってない」状態で、凍えながら春を待つことになる、レ・ミゼラブル。
そんな流れから、冬に使える「温かくて・着やすくて・使いまわせる服」をクローゼットから選びだして分析した上で、足りないと思うものをセールで買うことにしました。
手持ち服を分析する手法として注目したのが、ちょうど通販のフェリシモからチラシがきていた「コーディネイトダイアリープログラム」です。
- 手持ちの服をイラスト化した「ワードローブ・カード」
- 着た服をイラストで記録する「コーディネイトダイアリー」
を作ることで、着こなしのパターンやよく使うアイテムを「見える化」していき、日々のコーディネイトに迷わなくなるよ。
という提案をしているのですが、
わたしはそこをパクッて、自前の「ワードローブ・カード」「コーディネイトダイアリー」を使いつつ、
「コーディネイトに迷わない」からもう一歩踏み込んだ「ワードローブをフル活用するシステム」を組むことにしました。
以下に、その組み方を解説します。
事前準備
- 冬に着そうな服をすべて、クローゼットから出して並べます。
- 手持ちの紙を切ってパンチ穴をあけ、服を1つ描けそうな手のひらサイズのカードを量産します。(わたしはスケッチブックの紙を使用)
ワードローブ・カードを作る
- クローゼットから出した服をすべてカードにイラストで描きだしていきます。
色を塗ったり素材感を脇にちょい書きすると「どの服か」すぐに思い出せて良いです。 - すべてのカードに、アイテムカテゴリ別の記号と番号を小さくつけておきます。例)シャツ系のカードにはS1, S2, ... パンツ系カードには P1, P2,...
「あったかい(Hot)重ねアイテム」なのでこのカードは H1。
- 朝起きたら、これらのカードから、その日の活動に合いそうなトップスとボトムスを選びます。
例)経理仕事、駅前のショップへお出かけ ⇒ 歩きやすく、試着しやすいコーデ - 使ったワードローブのカード裏側へ、「月」&「合わせたアイテムの番号」&「回数」を簡単にメモします。
2. のカードの裏面。【1月に、シャツ3(S3) とスカート2(SK2) と一回合わせた】。
- (カードを使わないときは単語帳のリングでとめておくと、なくさなくていいですよ。)
上記を実行すると、どのアイテムを・何回・いずれのアイテムと組み合わせて・使ったかが記録されていきます。
これに加えてコーディネイトダイアリーを描くことで、より日々に使った服や組み合わせを把握しやすくなります。
わたしの場合は、服を着重ねた状態のイラストでダイアリーにしています。
テキトーです。
コーディネイトがイマイチだったな~って日もあるしうまくいった日もありますが、
「この組み合わせはビルの中だと暑かった」というように、過ごしてみて思ったことを脇に書いておくと、今後のコーディネイトに役立ってくるもんですね(*´ω`)
ショップでの買い物に、ワードローブ・カードを活用する
実際に使ってみてわかった。
ワードローブ・カードはバラした状態でジャンル別(大きく分けるとトップス / ボトムス)に並べるのが、もっとも活用しやすいです。
リングにまとめてある状態だと、全アイテムを俯瞰視できないし「今日どれを着ようかな」という決断もつきづらい。
ということで、ショップに足を運んで「手持ちの服と合わせやすいアイテムを新しく選ぶ」際には、カードを並べてカラーコピーした紙を持参するとたいへん参考になります。
カラーコピーの際には見やすい範囲で縮小をかけ、
時期的に「あったかアイテムの買い足し」という目的が強かったので、アイテム一覧の中でもあったかアイテム(セーターなど)には【温】マークを書き込みました。
また、余白には、雑誌などでよく紹介されていたあったかアイテムの形を描きこんでみました。
これを参考に、
- ワードローブとカブッていない
- ワードローブとコーディネイトしやすい
アイテムを、ショップに並んでいるものから選択していきます。
※ワードローブ・カード本体ではなくて、カラーコピーした紙のほうへ「時期的な目的に沿った書き込み」をしたのは、あとから思うに正解でした。
本体はきれいなまま保たれるので、長いこと使えます。
そんなカラーコピーを手にうんうん悩みながら店内をみていると、どうしても気になったのか、店員さんが楽しそうにそれを見てくださいながら、丁寧に服選びの相談にのってくださいました。
マニアックなことやってるでしょう?すいませんねぇ・・・。
候補を選び出して試着した結果、今まで持っていなかった、デニムのロングスカートを買いました。
デニムはメジャーすぎて敬遠してたけど、通年通して使える素材だし汚れに強くて便利そうだってこともわかってました。
真の美人はデニムに白シャツだけでイケルひとだってことも、わかってました。わからない人は「ちいさこべえ」を読んでください。表紙には出てきません。4巻で完結、名作をベースにしたしみじみといい話です。
結果として「ものすごく普通なアイテムを1つ買った」とも言えるのですが、買うまでの裏付けがこんだけ多いと満足感がハンパないです。
というわけで、本年は自分にとっては新しく「デニム着こなすママン」を目指そうと思います。よろしくお願いします、と書いた先から子どもがインフルエンザになりましたので
今週はずっと、家に引きこもってスウェットばっか着ますね。
※ワードローブ・カードを描く作業がすごく楽しかったので、お仕事としてやれないかと考えています。都内近郊でワードローブの棚卸しをしつつカードを描いてほしいかたは、ご連絡ください。