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栄養療法とグルテンフリーをガンガンに調べて実践するママの備忘録

日常着のレンタルサービス、2か月目の感想

今年度、初めてのPTA活動を山ほどやっていたら人もファッションも変わってしまった、二児の母です。

今までは勤務先の事務所や家庭に引きこもってそれぞれの作業をしていれば良かったのですが、今年度は自分が出向く「シーン」の多様化が進みました。

学校や教育関連の会議にも出向くようになり、それなりにきちんと見えるユニフォームを揃えてみたところ、女はやはり外見から内側も変わるもの。
cozyなゆるゆるワンピースばかりのクローゼットに違和感を覚え始め、ユニークだと信じて疑わなかった己のセンスが「なんかおかしい」へ。

 

また、メモ魔が高じて今年度から

自分のファッション系買い物(月別)vs. 実際に着た月(アイテム別)

をつけていったところ、買ったけど失敗した(着づらい&似合わない=あまり着てない)アイテムがまあまあ在ることを客観視してしまいました。

 

今まで長い間、がんばってショップ巡りをして、ベストだと思える1着を吟味して購入していったのに。それでも失敗する。

もう、自分のセンス(や買い方)は信じられない・・・。

 

自分のことは自分が一番わかっているはず、という古いプライドや慣習を投げ捨てて、

ほかの人に自分の日常着のセレクトを丸投げしてみることにしました。

わたしの場合、最近噂になっている「日常着のレンタルサービス」を利用することにしたのです。

現在も利用中で、結論としてはだいぶ気に入っています。以下に、利用してみて思い知ったことや感想などをまとめます。

 

「クローゼットはいっぱいなのに着ていく服がない」日本女性ならではの理由

知人に「日本人って本当に、季節に合わせてファッションをきちんと変えていくよね!」と言われてハッと気づいたのですが。

日本には美しい四季があり、日本人女性のわたしたちは基本的に、その季節に合わせた色合いや素材の服を着たがります。

具体的には、さいきん秋になったことで、わたしたちはボルドーテラコッタやモスグリーンといった深めのトーンの色合いを好みます(雑誌による誘導もあります)。

しかしこれらの色合いは、秋に限って似合うものです。

冬もので同じような色合いのアイテムを着ることもアリですが、そのころにはもっと温かい「素材」のものが必要となります。

こういった四季による「素材別」「色合い別」ひいては「シーン別」といった繊細なこだわりを持ち続けると、わたしたちのクローゼットは、このようなたいへん非効率な状態となってしまうのです。↓

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そしてこの秋 特に思うことは、

「秋らしい服を1着買うのにもそれなりのお金がかかること」、ただし「秋らしい服の賞味期限は短いこと」。

短い間しか着られない(着たくない)服をずっと手元に保管し続ける、場所的パフォーマンスの悪さにつくづく嫌気が差しまして、

「秋の服は、秋のうちにしか手元に持たない」ための手段として、レンタルサービスを使おうと思い立ったのでした。

発送前のコメントが大切

わたしが選んだサービスは

「月定額で、3つのアイテムが入った箱が届く。

3つまとめてのチェンジは無制限。

いずれかのアイテムを気に入ったら購入も可能」

というものです。

自分の体形や、どんなアイテム・色・ファッションスタイルが好きなのかを細かくwebフォーマットに書いて送ることで、スタイリストがそれに沿ったアイテムを厳選してくれます。

送付回数を重ねていけば「着てみたけどダメでした」というものもあったりしますが、状況を再度細かくレポートすることで、マッチング精度は上がっていきます。

ここを甘くすると好みではないもの・サイズが合わないものが送られてくる可能性が残るわけで、コメント送付を面倒に思う人には不向きでしょう。わたしはメモ魔でありレビュー魔なので、そこんとこはバッチリでした。

様々な服との出会いが楽しめる

現在このサービスでは、4つのファッションイメージ(フェミニン / ハンサムなど)を元にファッションアイテムを提案してくれます。

元々ワードローブに多かった「ゆるめナチュラル」とは指向が変わることになりましたが、毎回トレンドや季節に沿ったアイテムが届き、コーディネイトは正直いってとても新鮮、かつ常識的で使いやすい。楽しんでいます。

当然ながら、レンタル中の品として扱う

アイテムは、新品のような状態で届きます。気に入ったアイテムは購入可能です。

自分の場合は「当面は自分のセンスを信じず、いろいろなアイテムを着てみる」ことを重視しているので、いつかは返却するものだと思うと、汚さないように気を遣っています。
クリーニング前に返却するため、着用後だって丁寧に収納するし、メイクしたまま無造作に脱ぐ(=メイクが服の首回りに付着する)といった惰性もなくなり、日常着をていねいに扱う人間としてバージョンアップさせてもらった感があります。

必要な服が、見えてくる

ワードローブも混ぜながらアイテムを利用しているため、だいたい月に2~3回ほど箱をチェンジ(3アイテムを返送→速攻で次の3アイテムが届く)しています。

様々な形や素材のアイテムを「しばらく日常で着る」ことによって、

  • 優雅だけどトイレでめちゃくちゃ脱ぎづらかった
  • れいだったけど、暮らしに必須である自転車に乗りづらかった
  • 着ていたらすぐに、生地の重みでブラウジング(たわませ)部分が落ちてかっこ悪くなる

といった発見がありました。

自分の日常活動において本当に使いやすく着やすく、かつデザインとしても満足できることが、日常着にとっての理想なのだと理解しつつあります。

 

わたしは事務所仕事のあと、そのまま子どもと公園に行くこともあるし、自転車に乗っておつかいに出ることもあるし、とにかく「シーン(変わる状況)が多い」暮らし。

それらをやっていて動作に困らないような、しかし職業人や大人としてそれなりの気遣いもあるようなアイテムを着たい・・・!

これまで、服が足りないと感じたときには「流行っぽいカラー」だとか「暑いからハーフパンツ」だとか「裾がレースで綺麗だから」とか、かなり曖昧で衝動的なやりかたで店頭購入してきたけれど、それでファッションが成功なんてするはずがなかったわ。

着こなすための +α についても考えるようになる

先日は、普段は選ばないような、上半身にフィットするようなコンパクトな作りのニットが届きました。
そこで気づいたのは、「こういうぴったりしたニットを着て胸が自然に美しく見えるには、きちんと体形に沿っているブラが必要」ということ。

手持ちのものはそこまでしっかり体にフィットしていない(ニット上にブラのラインが出る)ことが分かったので、フィッターさんがしっかり吟味してくれるショップで買い直してきました。

出費も+α となりましたが、長い目で見れば満足度が高くコストパフォーマンスのよい買い物をしたと思います。

 

総括として

ショップに出向き(あるいはネットショップにアクセスし)試着して、また別のショップまで放浪することは、時間と疲労を伴います。その時間がなくなっただけでも、忙しい身としてはとても助かっています。

ウィンドウショッピングは大いなる気分転換であり、それ自体がとても楽しいもの。

けど、満足できて「似合う」アイテムを主観で選ぶのはなかなか難しいことです・・・(ショップスタッフは、「似合わない」という意見を言ってくれないものね)

 

レンタルで届くアイテムはだいたい自分のサイズ(特にウエストとか!)に合っており、素材感も含めて気持ちよく着られるものが多いです。ワードローブよりも、正直「センスいいな」「体形よく見えるな」と実感しています。

ファッション難民のかたはぜひ一度、やってみそ。

※たまに「バシタカ」が無性に懐かしくなる持病があります

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ここまでいいこと書いたけど、PTA活動と同じで100%ボランティアです。AirCloset。


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