子どものメンタルケアのために栄養療法(オーソモレキュラー)をはじめて早数年、二児の母です。
子どものことで病んだり、その挙句ダウンしてしまう保護者のかたがけっこういる・・・という話は知っていましたが、いよいよ身近にもそんな話が出始めました。
今回は、栄養療法の本から得た知見を一介のママ(専門家ではない)がシェアするというスタンスで、
かんたんな栄養の摂り方と、らくに栄養を摂れるたまご料理の話を以下に紹介します。
もくじ
栄養療法とは
詳細な血液検査の結果をもとに、慢性的に足りていない栄養を補う治療法です。
ストレスを抱え込みやすい人ほど、ある種のミネラルやタンパク質などを消耗しやすいということもあるようです。
また、ふだん糖質過多でタンパク質摂取が少ない食生活をしていると、メンタルが弱ったりだるさが出てくるという流れも多いそうです。
まずは3食の内容でしっかりそれらを補えるようにもっていくこと、
食事だけでは補えきれていないと判断された場合には医療用サプリメントやプロテインを毎日摂る、といった対応と経過観察が求められます。
子どものうちの発達障害をはじめ、心身がからんだ様々な不調が改善されていくことを、精神科医の藤川徳美先生がSNSで多数事例報告なさっています。(著書も多いです)
病名のない不調が親子ともにあらわれる理由
うちがお世話になっている心療内科では、親子が一緒に通院して血液検査をすることが前提になっています。
というのは、親(食事の作り手)が食べている内容と子どもが食べている内容はだいたい同じであり、もし栄養不足がみられるとしたら、それは両者にあらわれるからです。
母親の朝だるい・起きられない・疲れやすい・といったしんどさは、実は生理によって鉄をどんどん消耗する女性ならではの問題だったりするそうです。
そういう状況をほっときながら、育児をがんばっていいはずがないし、がんばれないよな。。と、わたし自身が倒れかけた経験から感じています。
どんな栄養を摂ると人は元気になるのか
主治医からの指示やいくつかの栄養療法の本を読んだ結果、人が心身ともに元気に過ごすために、特に補い続けないといけない栄養はざっくり言うとこんな感じです。
- タンパク質
- ナイアシン
- 女性の場合は特に、鉄
他にビタミン類やミネラルなども重要で、それぞれの人にとって欠乏しているものはいろいろと出てくる模様です。
タンパク質を手軽に摂るには
上に挙げたうち、食事でわかりやすく量を摂取していけるものは、やはりタンパク質でしょうね。。
タンパク質の比率が高い食品(肉・魚・たまご・プロテイン)を、うちでは毎日意識して摂っています。
「思春期の子には、だまって肉!」みたいな名言が昔ありましたが、結構当たっているわけです。
ただ、肉や魚を増やすほど食費けっこうあがるな~とは思っているので、たまごを一人1個は毎日食べるように、たまご料理をはさみこんでいます。
たまごはとても便利。
- めだま焼き
- ゆでたまご
- 雑炊や汁ものに、溶いたたまごを入れる
など、料理のやりかたをなんとなくしか知らない人でもどうにか作れそうなレシピがいろいろありますよね。
(ただしアレルギーにならないかがちょっと不安なので、「3食たまごを摂取する」ことは避けています。)
また、間食とかちょっと食事が足りないと言われたときは、砂糖を使っていない食べ物を選んだり、プロテイン(なるべく合成甘味料がないもの)を飲むことも選択肢に入れています。
ちなみに、うちの子どもが好きで自分から飲んでいるプロテインはこちら。(^▽^)
かんたんでおいしい「煮たまご」の本
今どきレシピはネットで得ている人も多いと思いますが、作り手の自分がたおれてるときに「これで作って!」とわかりやすく家族に投げられるのは、やっぱレシピ本じゃないかなと思っています。
わたしは、キッチンにお守りみたいにそういう本をいくつか置いていて、少し大きくなった子どもたちに調理を手伝ってもらったりしています。
中でも一番かんたんにタンパク質をしっかり摂れて、家族みんなの分を用意しやすいのが煮たまご(半熟たまご)でした。
ゆでて氷水でさまし、からをむいて、調味液につけておけば完成です。
こちらの本は、調味液のバリエーションが多くてどれもおいしそうでした。
栄養のことはさておいてもわくわくするので、長く愛用しています。
もしご家庭で、食事の作り手が調子わるいことがあったら、ぜひこういったものからお食事だしてあげてみてくださいね。