ママちゃんは最強漬け。

子どもの発達特性や不登校などの課題に寄り添うママの備忘録

おなか痛い子にもやさしい、おいしい朝おじや。

おなか痛い子、メンタルやられてる子を育てている二児の母です。

今日はおなか痛くて学校行けてない子のはなし。

 

この子はお通じのリズムが整わず、朝から腸近くの腹痛を訴えていることが多いです。

うちは現在、メンタル改善に向けてオーソモレキュラー(栄養療法)を進めており、タンパク質多めの食生活を続けているのですが、

この子がおなかがだいぶ痛そうな日の朝食には、消化がよくておなかにやさしそうなものを作っています。

今回、大人でもおいしく楽しく食べられるものを用意できたので記録しておきます。

 

ごはんをお湯でトロトロに煮込んで溶き卵をまぜたおじやに、

自家製のいろんな「ごはんのあて」を用意するだけなので、あらかじめ「ごはんのあて」さえ作っておけば朝支度がラクです。

 

(溶き卵はタンパク質を摂取させたくて入れましたが、調子よくないときとかは溶き卵なしでもいいかなと思います。)

 

中華料理のおかゆみたいにいろんなものを好きに乗っけられるのが、見た目にも鮮やかで、家族のみんなも楽しげでした。

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今回用意した「ごはんのあて」は

  • 刻んだ小ねぎ
  • きゅうりとにんじんのぬか漬け
    (パックに入れて放置しておけばできるタイプのぬか漬けセットを使っています)
  • 小エビのおかかふりかけ(小エビとかつおぶしを、めんつゆで汁気が飛ぶまで炒めて、最後にごまを足す)
  • カリカリの甘いおあげ
    (スーパーで売ってる「おだしがしみた刻みあげ」をフライパンでから炒りしてカリッとさせ、食べやすい大きさに切ったもの)

 

ぬか漬けで乳酸菌、小エビやおかかでカルシウムやミネラルも摂れるので

いい感じだな~とか思っております。

 

ちなみに、うちではメンタル改善=ミネラル摂取強化のために、塩は「ぬちまーす」を使っています。

(他の塩に比べて、マグネシウム量が200倍だそうです。↓参考記事)

おじやを食べながらぬちまーすをひとつまみ入れるのも、うまみがグンと出るのでおすすめです。

 

グルテンフリーをいろんな粉でやってみた

子どものメンタル改善にむけてスタンド「グルテン・フリー」が発動したよ、二児の母です。

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米粉をまいています)

今回は、グルテンフリー(小麦粉を使わない食)のために使ってみた粉もの食材について書きます。

 

最初のうちは、主食用パンをつくるときやフライ粉として、こちらのレシピ本に紹介されていた米粉2種類(製菓用米粉、パン用米粉)だけを使っていました。


小麦粉なしでかんたん、やさしい。お菓子とパン [ 桑原 奈津子 ]

 

そのうち、正直だんだん「またこの味か」って感じになってきました。工夫しても、米粉米粉の味なんですよね。

米粉だけじゃない、香ばしい粉も使いたい。


グルテンフリー 腸内環境」で調べたところ、食生活全般に言えることだと思うんですけど、「(米粉に限らず)何かに偏った食事はアレルギーを招く可能性がある」といったお医者さんの見解もあるんですよね。


参考:

副院長ブログ | グルテンフリーは良いけれど、注意することがあります | 長野県中野市の形成外科・美容外科・皮膚科・整形外科-たかはしクリニック

 

あまり神経質にはなりたくないんだけど、料理や食生活を楽しくするという意味でも、米粉以外の粉をいくつか試しました。

そんなに多くないですが、以下に記録しておきます。

 

米粉以外で試したグルテンフリー粉

 

コーンフラワー

とうもろこしの粉。フライパンで焼く肉魚や揚げ物の衣として使うと、香ばしさが出てけっこう好き。きっかけは、富澤商店で売ってたのを見てから。

 

 

ホワイトソルガム
イネの仲間の粉。うちは最初にこれを使ったおかしミックス粉で蒸しパンを作ってみたんだけど、正直ものすごくなんの味気もない感じだった。

余計な味がしないという意味で、乳幼児期に作るおやつとかにはいいのかも?

 

ひよこ豆

あまり売ってないのでネットで購入。揚げ衣に使ってみたところ、豆のもろもろした感じがなんとなくある感じ。

そんなにありがたみはなかった。

でもカルディで一時期売られていたパパドチップ(ひよこ豆チップス)はすごく好きで、ちょっと手間かけてスパイスも増やしてアラブ料理方面を開拓するんだったら必要そう。

 

 

きな粉

大豆の粉。きなこもちのイメージが高いので、あまり他のものに使う気になっていない。

 

そば粉

これでおいしくガレット焼けるかな?と試してみたのですが、ボロボロ崩れやすい生地で難しかった。そばがきとか、おそば屋さんにあるような伝統的な食べ方は知ってるけど、そんなに美味と思わないので、他のものにどう使えるか今後も研究が必要。

カルディで見つけたガレットミックスは、でんぷんや米粉などを混ぜていてグルテンフリーだし、いい感じに焼けるので好き。↓

 

いろんな粉を使ってみて感じたこと

長年ふつうに小麦粉を使ってきた身として

「小麦粉って、よくできてるな」

と思いました。

焼いたり揚げたり火を通したら、とても香ばしくておいしくなるのが小麦粉だったのです。

 

わたし自身は、素晴らしいベーカリーの全粒粉バゲットや専門店のベーグルが今でも好きだし、素晴らしい味だなと思っています。

でもグルテンフリーを続ける事情ができたので、家族みんなが主食としてがっつり食べる量を買うことはなくなりました。

どうしても食べたいときに「みんなでシェアして食べる」ぶんを買うようになりました。

つまり、小麦粉を使ったおいしいパンものを買う頻度も量も減りました。

 

それでもけっこう満足できています。

少量でも満足できるように、おいしいものを厳選しているというのもポイントかなと思っています。

 

また、グルテンフリーやるって決めて最初に、上記の粉ものをネット注文して手元にストックしておいたら、これまでの小麦粉製品を買い足す必要がなくなって、スーパー店頭でのおつかいがラクになりました。

例えばこういうやつ。うちではずっと買っていません。

  • 天ぷら粉
  • パン粉
  • 小麦粉
  • 麺ものいろいろ(うどん、パスタ、ラーメン)
  • お好み焼き粉 などなど


主食のバリエーションが減るのはとてもさびしい思いがしたけど、

次に作る主食について「ごはん?パスタ?パン?どれにしよう?」と悩むことが減ったのは、はっきり言ってラクです。


ごはんを炊いておけば、和洋中といったテイストをどうするかで悩まなくなり、だいたい炒め物か煮物、そしてみそ汁で献立が決まるのでした。

ごはんにだって、チャーハンとか混ぜごはんとか色々バリエーションがありますから、「またごはんかよ」って絶望しそうになったらそれを思い出すといい感じです。

 

朝ごはんを炊くのを忘れたら、おもちをレンチンするとめっちゃ早く主食を出せますよ。

豆乳ヨーグルトをおいしく食べる方法

グルテンフリーがんばろうと思ったら子どもの主治医にカゼインフリーも指示されたよ、2児の母です。

カゼインフリー、すなわち乳製品を避けるとなると、オーソモレキュラー(栄養療法)としてタンパク質をがんがん摂るのに活躍してくれていた

・ヨーグルト

・チーズ

を使えない。なかなか困っております。

 

朝の一品やおやつに、ヨーグルトが使えると便利なんですけど・・・

と、最近は豆乳ヨーグルト(プレーン)を使い始めました。

 

乳製品ヨーグルトと比べて、味が、なんかな~。って違和感あるんですよね。

天然甘味料だけを加えてみても、そんなに馴染めなかったです。

 

そこで、豆乳ヨーグルト

  • アヲハタ「まるごと果実」シリーズのジャム
  • 冷凍ブルーベリー

を混ぜてみたら、独特の風味があまり気にならなくなりおいしく食べられました!

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「まるごと果実 ブルーベリー」を選ぶと、ブルーベリー濃いめ感が出ておいしいです。

また、「まるごと果実」ブルーベリー以外のものを選ぶと、ヨーグルトがカラフルになるし味わいが増えて、これもおいしいです!(写真は「まるごと果実 あんず」を入れています)

なお、朝から冷たいものをおなかに入れて体や内臓を冷やすことには抵抗があったので、冷凍ブルーベリーはレンジで解凍してから加えています。

そのほうが、歯ぐき知覚過敏のひとや子どももすぐに食べられます。

 

「まるごと果実」を選んだ理由

  • 砂糖不使用(清澄濃縮果汁といって、裏ごしして煮詰めた果汁を使っているようです)
  • いろいろ種類があって飽きにくい
  • 甘すぎず、果実のごろごろ感がおいしい
  • 高過ぎず、スーパーで手に入る

からです。

おいしさを追及した結果、これまでのジャムより良い内容になっているところが素晴らしいですね。。

 

子どものメンタル面のケアとして、なるべく白砂糖を避けるようにと主治医に言われています。
白砂糖を摂ると血糖値がガツンと上がるので、それをがんばって下げようとするはたらきが体内で起こり、そのときに、こころが落ち着くための栄養にもなっているビタミンやミネラルがたくさん使われてしまいます。

※参考書籍 

 

ジャムを手作りしてみると分かるんですが、砂糖をたくさん入れないとおいしくするのは難しいです。また、色のついた砂糖を使うと仕上がりが黒っぽくなるので、見た目もきれいではありません。

つまり、色のきれいな市販ジャムは、おそらく精製されている白い砂糖を大量に使っていて、それのおかげで保存性も高いのではないかなと思っています。

なので、子どものメンタルのケアを続けているうちでは、色のきれいな市販ジャムは「そのまま果実」シリーズ以外は買わないようにしています。

 

まぁ、メンタルケアとして糖質を控えめにする方針は依然としてあり、上記のよさはあっても「果実そのまま」シリーズだって糖質には入ります。

飽きたら困るだろうし、調子こいて大量に使うことはしないです。

家族に「売ってよし」と言われたグルテンフリーマフィン

スタンド「グルテン・フリー」が発動したよ、二児の母です。

わたしは小麦粉の海から脱出するッ・・・!!!

 


半年ぐらいグルテンフリー(小麦食品をやめる)をがんばってみて、主食が米とおもちばかりだと、けっこう飽きてきてしまいました。

こうなると、朝食べるお米を炊飯器で予約炊飯するのもブルーです。

 

そんな折、小麦粉を使わないパンやお菓子のレシピ本が書店で見つかりました。


小麦粉なしでかんたん、やさしい。お菓子とパン [ 桑原 奈津子 ]
 

 

これは米粉を使ったレシピ本なのですが、パンをはじめけっこういろいろな焼きモノを作れるみたいです。

これに沿っていくつか作ってみたのですが、

 

「食べれなくはないけど、小麦粉のパンの香ばしさにはぜんぜん勝てないじゃん・・・!!(´;ω;`)」

 

と、ガッカリすることもまぁまぁありました。


しかし、余った未知の粉を合わせつつアレンジしてマフィンを焼いてみたところ、なんか妙にサクッと香ばしく、おいしく仕上がりました。

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めったにグルテンフリーの焼きモノをほめてくれない家族が「これは売れる」と言ったので、また作れるように以下にメモします。

 

マフィン生地の配合

(ふつうサイズのマフィン型6個分)

  • こな(製菓用米粉とホワイトソルガムおかしミックス粉 1:1)150g
  • ベーキングパウダー   小分けにされた袋1つ分(3g)
  • たまご 1個
  • 無塩バター 80g
  • バニラビーンズ 耳かき一杯ぐらい
  • てんさい糖 65g
  • ぬちまーす(沖縄の塩) ひとつまみ 
  • プレーン豆乳 50g
  • 豆乳 40ml

合わせる順番だとか焼き用品のことなどは、ぜひ本を買って読んでいただきたいですが、要するに溶かしたバターが固まらずに全部がなめらかに混ざればよいです。

 

うちの子は砂糖の甘さが強いと嫌がるので、ちょっと控えめなレシピです。

焼きたてでも、マフィン紙の離れがよくて驚きました。(米粉だけだと、けっこうくっつく)

 

焼きたてのところにバターを乗せたらめちゃくちゃおいしかった。

そういえば、レシピの無塩バターもけっこうすごい量が入るじゃん・・・

これはバターのうまさなのでは!?と思いました。

 

今回使った食材の紹介

製菓用米粉
 上記の本に掲載されていました。

 

ホワイトソルガムのおかしミックス粉
 米粉以外で、いろいろな粉を試していたときに出逢いました。

 そんなに味や風味がない。

 
てんさい含蜜糖
 精製された白砂糖は、血糖値がガツンと上がってメンタルひいては体調も不安定になるとのことで、それだけはやめたい。。と思ってこれを選んでいます。
ふつうのてんさい糖は大きめのスーパーでもけっこう買えるのですが、粒が荒くて、焼きモノを作るときには混ざりにくい。
これはてんさい100%で、粒が細かくて使いやすいです。

 
 藤川徳美先生のSNSをフォローしていたところ、「ぬちまーすマグネシウムの含有量が他の塩より半端なく高い」とのことで、子どものメンタルヘルス面をミネラル摂取でサポートするために取り入れています。
 しばらく使い続ける必要はあると思うので、このサイズだと何度も買いに行かなくて済むからおすすめ。

 

常々思うことですが、買い出しの人の手間もコストです。

あっちこっちのお店で食材を探し回って疲弊しないよう、ご自愛ください。

 

グルテンフリーを実践するのは、これまでに「買えばほどよく腹を満たしてくれて済んだもの」を買えなくなるので、若干大変です。

できるものはネットで買って届けてもらい、手間を減らして疲れなかったぶん、愛情をもって作ればいいと思います。

 

メンタルヘルスを食事面から見直す手段(オーソモレキュラーとグルテンフリー)

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家族の不調を食から改善したいよ、二児の母です。

うちの子どもたち(10代前半と後半)それぞれに、メンタル面での不調が出ています。

 

不調パターンはそれぞれ違っていて、

休養入院したり、心療内科や小児科などで色々お話を聞いたり、薬を処方してもらったりと、(まずはストレスを減らして無理をさせないようにしつつ)できる限りの医療的なケアをがんばってきたつもり。

 

それでも状況がなかなか変わらないので、

家庭でもっとこう、部分的じゃなくて子どもの心身全体をケアする方法ってないの?

といろんな知人に話をきいてもらったところ、いくつかの本を紹介してもらって、オーソモレキュラー(栄養療法)とグルテンフリーの話を知るに至りました。

 

約半年続けてみて、けっこう栄養の勉強になったし、家族全員の栄養面としては貢献できた感じ。

 

「食事作る側とか家計面として無理はしないほうがいいけど、やらないよりは良いかもな

と思っているところです。

 

ここでは、メンタルヘルスをとっかかりに「オーソモレキュラーとかグルテンフリーってなんやねん」的な、はじめの一歩的なことを書いておきます。

 

オーソモレキュラーとは

別名「栄養療法」。

理由も治し方もよくわからない不調(うつ、不妊、一部の発達障害など)を、その人に実は足りていない栄養素を補うことで改善する治療法です。

詳しめな血液検査をして、内容の確かな医療用サプリメントを処方してもらったり、食事内容を見直すことで行います。

うちでそれを始めるきっかけになったのは、知人がすすめてくれたこちらの本でした。


薬に頼らずうつを治す方法 [ 藤川徳美 ]

 

ただ、安くて栄養メガ盛りっぽかったので海外サプリメントをこの本にしたがって買ってみたところ、なぞの発疹や発熱がわたしも子どもも出たので、それだけは止めることにしました。
(海外サプリメントを飲むことにはリスクがあります。別途書きます)


サプリメントは、日本の医療用じゃないとだめか~。。
医療費もかさんでる中、食事内容の見直しだったら庶民のワイでも足せるかもな

 

日本の医療サプリメントを出してくれる心療内科を見つけたらこの本が置いてあり、

読みやすくて「自分でもやれそう」と思ったので、これをもとにしてうちの栄養療法がはじまりました。

超ざっくり言うと、タンパク質をしっかり摂ろう!って話になります。


まんがでわかる 子育て・仕事・人間関係 ツライときは食事を変えよう [ 溝口徹 ]

 

グルテンフリーもやってみた

この本が置いてあった精神科医(現在の主治医)から

「小麦食品もなるべくやめましょうね」

というお話があり、グルテンフリーにも取り組んでみることにしました。

 

(※海外だとグルテンフリーの小麦がけっこうあるらしいんですが、身近にそうそう売ってなかったので、うちは小麦食品を避ける=グルテンフリー となりました)

 

半年ほどがんばってみた(そう、いろんな意味で「がんばる」って感じだった)ところ、小麦以外の粉モンという選択肢は料理的になかなか面白かったです。

 

栄養療法の話を読み進めるにつれて、「小麦粉のとりすぎによる弊害」という話はよく挙がってきます。(あと、砂糖ね。)
本だけでなく、お医者さんのネット発信でも多いです。

 

うちは、ほんとに普通~の一般的な食材を買って自炊をしてきた家庭なんですが、家族の半数に腸の不調もあります。

 

「腸と脳には密接な関係がある」という話が上記の本にあって、

腸の具合を改善することで栄養の吸収もよくなり、ひいては脳にもいい影響が出るという理屈を知るに至りました。


調べを進めるに、そもそもグルテンフリーは

  • セリアック病といって、グルテンを食べると腸に炎症を起こす体質の人
  • 小麦アレルギーだから小麦抜く(ついでにグルテンも抜く)しかないかーって人

に対して行う療法のようです。

 

今まで普通~に麺類やピザとかを食卓に出してきて、小麦食品に頼っている割合もまぁまぁあったな、もしかしてこれらに当てはまることがあるのかな?

という疑惑を覚えたので、取り組んでみることにしました。

 

半年ほどやってみて、それで劇的に家族の調子がよくなったかというと・・・

 

悪化はしてないけど、グルテンフリーのおかげで改善しているかと言われたら、ちょっと明らかではないです。

あと、取り組む前から分かってたことですが、うちの家族は小麦アレルギーではないです。


お医者さんでも、「やることに意味がある」派と「やる意味なくね?」派がいます。(あとで書きます)

 

グルテンフリーの効能については別途考察するとして、

 

「アレルギーを配慮した上で、なにかの食品(ここでは小麦)に偏らず、いろいろなものをバランスをとって食べる」

という考えは、食糧問題対策だとか、栄養のとりかたの基本としてなかなかよいんじゃないかなと思っています。

 

そこをふまえて、今うちでは、栄養療法を取り入れつつ

  • 白砂糖や合成甘味料はなるべく避けて、天然甘味料をほどほどに使う
  • たくさん摂取しがちなオメガ6系の油(安いサラダ油)を減らして、他のオメガ系の油も摂る
  • 食品添加物の多い飲食物は、どうしても食べたい人がたま~にだけ買う
    (安くて常温でも腐りにくい菓子パンとか)
  • 小麦食品は、少なくても満足感のあるおいしいものを選んでたま~に食べる
    (週末の焼きたてクロワッサン!)

といった工夫をしています。

子どもが不安から荒れる、長い夜のおともに・・・

発達障害児アスペルガー症候群)と定型発達の子たちを育てる、二児の母です。

アスペルガーのほうの子は、中高生になって以降もその年齢なりの不安ごとを抱えるようになりました。
頑張ってもできないことがあり、気持ち的に追い込まれてパニックのように泣く夜があります。

昔はそんな子どものそばでえんえんと話し合い、つまり「完全に寄り添いつつも何もできない」自分がいて、ただただ苦しくて悲しいだけでした。

 

が、この子の小学校高学年ぐらいのときに

「わたしにも、いくらがんばっても限界があるし、ケアできないこともある」

ことがよくわかった時期があり、そのあたりから「あきらめ」という感情が妙にわたしをスッキリと導いてくれるようになりました。

 

高校生になったこの子が、先日久しぶりに、年甲斐もなく久々にパニックになってお布団でぎゃあぎゃあ泣いたり暴れていたとき、

それのお蔭でわりとうまく対処できるようになっていました。

 

子どもが荒れる夜、わたしなりの対応のコツ。

  • 子どもから話しかけられたら返事はちゃんとするけど、こっちからはやたらに話しかけない。
  • そばにいるけど、ずーっとその子を注視してオロオロしているよりは、他のことをやっているぐらいの「気持ちの距離感」をとる。(読書をしました)


子どもを突き放すわけでもなく、そばにいるけど、

本人の感情を下手にまぜっかえすこともせず、

ひたすら本人のそのままに感情を吐き出させている状態だったと思います。

デトックスみたいな感じかも。


小一時間経ったら、子ども本人がふと

「さっきまで騒いでいたのがばかばかしくなった・・・」

とつぶやいて、スッと眠りにおちていきました。
以前よりも早く収まった感じでした。

 

ちなみに、わたしが読んでいたのは、たまたまこの子の学校でなにかの課題図書として指定されてうちに来ていたこの本でした。

 



芥川賞受賞作品です。

すっきりと無駄がない文体で読みやすく、フィクションなのに地に足がついたリアルな現代描写で、主人公はどうなるのかなと素直に読み進められる小説でした。

また、思いがけず、発達障害と思われる(てきめんに不得意なことをカバーしながら都会の社会に溶け込んでいる)主人公を描いた物語でした。
取材をしっかりされているのか、この心理描写もリアルだったので、興味深く読み進められました。

この本のおかげで、

世の中にはいろいろな不得意のかたちがあるなあ、と改めて思ったのでした。。


わたしは発達障害という診断をもらえなかったけど、子どもの頃も今も、同世代の女性たちと比べて、充分にできてなさそうなことはある。

そのことで、悩みすぎたり荒れたりしないだけ。
「じゃあ、こうしようかな」とか「まあいっか」と思考を進められるようになったから、それを伝えることはできるんだけど、実践してもらうことはなかなかに難しい。

自閉症男性のドキュメンタリー「ぼくと魔法の言葉たち」

子どもに発達障害がある二児の母です。

他の方々の成長過程や特性などを知りたいので、発達の問題を扱った映画や本などを見ます。

今回見たのはこちらの映画。

 

「ぼくと魔法の言葉たち」2017年

Amazon primeなどで観られます

eiga.com

 

自閉症により2歳から言葉を失い、6歳までコミュニケーションをとれなかった男性のドキュメンタリー。(お父さんの著書がもとになっているんですね!)

学校での困難、支援学校での生活、そしてガールフレンドができ、支援つき住宅(日本に沢山あってほしい!)で一人暮らしをして就職するまでを追っています。

 

「この子、自立できるのかな。。」

と日々悩み続けている親としては

(色々あるんだけども)そこまで来られたというケースを先取りで見られてよかったな、と思いました。

 

自閉症のお子さんのケースとして、まったく話をしてこず、言語を理解できているかどうかも分からない時期があるようです。

彼もそんな子ども時代を送るけど、親御さんが彼の大好きなディズニーアニメ映画を取り上げず毎日見させ続けていたら、そのうちそこから言葉の反復が出て、自分の言葉が出てくるようになったと。

家族もみな一緒に観ていて熟知してきたから、脇役マペットを使ってみたりとアイデアが湧いて、コミュニケーションが広がったという点も興味深かったです。

 

ディズニーアニメ映画は

・アクションが大きくてひとの言動がわかりやすい

・様々なシナリオがある

・人生に起こりうることがわかりやすく学べる

という点で、社会というものをやさしくインプットするのになかなかいいように思いました。

いわゆる学習教材よりもシナリオやキャラクターが練られていて面白く、1つの作品の中にも様々なことを考えさせられる点もよさそう。

 

見ている側は心配になはるけど、本人は本人でその世界に浸っていて別にいい。

けど、暮らしを共にする人も内容を共有し共感できることが望ましいように思います。なので、寄り添って鑑賞する人も一緒に楽しめるものを選ぶのは大切かなと思いました。

 

わたしは、自分の子どもが小さいうちはあまりテレビを見させないで育てていました。

「赤ちゃんにいいよ」って教えてもらった、モンテソーリ的な静かなビデオとか流してたんだけど、暇つぶしにはだいぶ限界があって、毎日つまんないな~と思って暮らしていました。


今振り返るに、細かいことにこだわらずに色々見せておいても別によかったろうな~と思っています。今思うに、あの静かなビデオは社会の刺激から乳幼児をしばらく遠ざけておくことはできるけど、ただそれだけのものであったし、遅かれ早かれ子どもはそういう社会と関わり合いながら生きていくもんです。