ママちゃんは最強漬け。

子どもの発達特性や不登校などの課題に寄り添うママの備忘録

恥ずかしファーコートをまだ捨てられない理由

11月にして初雪の寒さに震えています、二児の母です。

 というのは、春ごろに冬物の服やコートをまとめてクリーニング&保管サービスに出したのですが、返却日をもうちょっと先に設定してしまったからです。

 

唯一うちのクローゼットに残ったのが、総天然ファーのコートでした。「クリーニングできません」という類の素材だったからです。

初めて観に行ったミュージカルで偶然にも、このコートと毛並みのしつこさがそっくりな全身モフモフの猫キャラが出てきたので、わたしはこれを「キャッツのコート」と呼んでいます。

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キャッツのコートは何年も前に、好きなブランドの2万円福袋を買ったときに入ってきました。

確かにコストパフォーマンス的にはすごい。驚きましたが、と同時に

「なんてことしやがる・・・!」

と思ったのも事実でした。

当時は1人目の子どもがまだよちよちしているうちで、仕事も少なめにさせていただいていた時期。出歩くのは、すぐ近くの職場・公園・スーパー・図書館ぐらい。

総ファーのコートをフサフサいわせて出歩くようなところでは・・・ないですね。

 

でも、すごくあったかくて、真冬には本当に頼りになるんです。キャッツ。

家の中は割と暖かいので(狭いから)、さほど厚着でない服の上にさっと引っ掛けて外へ出れば、雪模様の日でも大丈夫でした。

 

今年度はうれしいことに気さくなママンたちと出会う割合が高く、寒い朝の慌ただしさに負けて、場違いなキャッツのコートを引っ掛けて出かけていっても安心できるようになりました。そのまま、園児の見送りに出ます。

こんなモフモフの、非日常的なコートを着ているママは100パーわたしだけ。

恥ずかしく、総ファーのイメージから「セレブなの?」と言われるという、それはもうおおいなる誤解も100パー招くもんですから

「高いものじゃないの、こういう経緯でうちに来ちゃったから、

意地でも着てるの~!(;´∀`)」

と、毎回説明します。

 

そうやってようやく顔出しの着ぐるみ(わたし)に慣れてきたママたちが

「でも、いいよね~。こういうの。」

と言って、コートの毛並みをナデナデしてくれたとき、

わたしに電撃が走りました。

ナデナデされるって、なんて癒されることなんでしょう・・・!!!!!

 

そして、園児たちのお迎えにまたキャッツのコートを着ていくと、うちの子が

「ただいま~~!!」

と言って、普段とは違い、両手を広げてわたしのおなかに飛び込んでくるのでした。

おかえり~。モッフーン。

とわたしは、モフモフのおなかと袖で抱きしめてあげます。

 

キャッツのコートに気づいたよその子も、両手を広げて飛び込んできます。

おかえり~~。モッフーン。

子どもたちにモテるって、なんてうれしいことでしょう。

はなみずがついたって平気よ。

 

そんなわけで、この愉しみのために、まだまだキャッツのコートはわたしの断捨離リストから除外されているのです。ちっきしょー。

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女性の「頑張ってる自分へのご褒美」、真の意味

電車に乗っていると、女性向け雑誌の中吊りに「頑張ってる自分へのご褒美」といった文言を見かけることがあります。

クリスマスの雰囲気が近づくと、その言葉が今年一年の総括として使われるのか、コフレや期間限定商品の販促として頻繁に目にするように感じます。

 

男性からすれば「女性ばっか色々なご褒美が提示されていて、なんかズルい!」と思うことがあるかもしれません。

 

ただ、・・・あの言葉の本当の意味、ご存じでしょうか。

女性からは伝えにくいこともあるでしょうから、今日ここで書きます。

あれは、

 

「生理でも頑張ってる自分へのご褒美」

 

です。当然、生理前PMS(心身的不調)も含みます。

 

(事情がなければ)毎月のうち一週間ほどは必ず、大出血しつつメンタルや腹痛などの不調に耐えなければならない、いわば持病のようなものを抱えている、女性。

仮に男性が、同じような出血量の「痔」を慢性的に患っていて「必ず毎月このぐらいの日には血が出まくる」と分かっている状況でしたら、どうでしょう?
自分の尻から血が出るという事実だけで多分泣きますし、簡単に「トホホ」とかツイートする。普段の挙動でも「痛い~。」とかすぐ言って、隠さない。
ともすればそれを理由に、出来るくせにちょっとテーブルのドリトスを取ってもらうなどの甘えが生じる。(そういうとこもまぁ、好きだけどね。)
また、男性のほうが仕事などなどをする上で嫉妬や争いが激しく、使える手はなんでも使うという話を聞いておりますので、下手したら
「課長がアレの日に、長丁場の会議をセッティングしたれ」
といったおそろしい活用方法に転じる可能性もあります。
 
しかし女性はそれを当然の体質とみなしてぐっとこらえ、「生理痛だから」という言い訳を殆どせず、むしろ(余程のつらさでない限り)絶対に気づかれないようにしながら、男性と同じ職場・職種で働いています。
家族が居れば、なかなか代役がいない家事・育児といったおうちの仕事を、ほぼ毎日休むことなくこなしているのです。
そればかりか近年では、その両者をこなすワーキングマザーが増えつつあります。
まさに猛者(もさ)。守ってあげたいんだか守ってほしいんだか、もうわからない。
そして、他の女性が生理であれば、無条件でいたわります。
 
そんなわけで、女性に対しては「頑張った自分へのご褒美」というキャッチフレーズが最近、すごくフェアというか真理に思えてならないですし、あれはシーズンレスのものだという結論にも到達しました。
 
すべての女性の皆さん、毎月、ご褒美になんかやりましょう。
すべての痔持ち男性の皆さん

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頼まれ事をすぐやってあげることの、絶大な効果

忙しいときほどささやかな幸せ(さきいか等)を噛みしめたい、2児の母です。

 

仕事先の料理店は自宅からも近く、社長やその奥様を身近な存在として感じながらいろいろお手伝いをしているんですけれども、

「この燻製チップを注文しといて!」

などと言われたときに「あい分かりました!すぐ注文しときます」って言い切ってから有言実行すると、ものすごく喜ばれることに気づきました。

このご時世、ネット注文すると届くのも早い。下手するとその日のうちに届くものですから、尚更「はやっ!」感が上がります。

で、そうやって「すぐやる」ことを積み重ねると、いつの間にか信頼度が随分あがっていることを実感中。

なんか・・・優しうしてもらえてる・・・(#^.^#)

 

生きたり仕事をする中で、人はなんらかの快感がないとやっていけないのかもしれません。課題(上記の場合は、足りない資材)がすぐに解決するって、快感の一種なんですね!

 

ささいな頼まれごとほど、こっちも軽い負荷で「すぐやる」ことができる。

よく考えたら、すぐやれそうだから先に延ばすことと「すぐやる」ことの間に、大した理由も負担差もないわ・・・!( ゚Д゚)

後者を選んどいたほうが断然コスパいいじゃん!(今どきか)

 

そういえばこれも「頼まれごとの解決」と言えるでしょうか、約束の時間にはなにがなんでも遅刻しないということを最優先にして行動すると、(お洗濯が中途半端だろうが、持ち物をいくつか忘れようが!)これもまた大きな信頼感となって帰ってくる類のもののようです。

 

というのも、かつて幼稚園保護者会のとりまとめ役を初めてやった頃に、自分がその反面教師だったから。

代表会議に毎回毎回(出かける直前まで家事をやってたせいで)ちょっと遅れて出ていたら、なんだか皆さんが「もの言いたげな顔」で静かに待っていらした。

今思えば、そして逆の立場を想定すれば、その気持ちはすんなり理解できます。

それぞれに時間を工面して集まっている思いがあるから、意味もなく1分でも無駄に(待ち状態に)されれば、腹が立っても当たり前

ゴメンゴメンちょっぴり遅れちゃった、じゃねぇ~よ!!

遅れた時間の長短じゃないの!「遅れない」という志が見られてんだよ!!

 

あらかじめ相手にそんなストレスがないように計らうのも、優しさだよね。

目の前のことでいっぱいいっぱいだったあの頃は、そんなごく基本的な人付き合いにも気づくことができなかったな・・・。

 

時間を経て2人目の子ども(むすめ)を育てるようになり、大人にやってることは子どもにもやろかな、なんてたまに思い出すので、むすめからの唐突な依頼には、大きめのやりかけごとがない限り応えるようにしています。

 

先日

「おかーさん、おにんぎょうの服やぶれちゃったとこ縫って~」

あぁあ、あぁ、いま家事やろうとしてたけど( ;∀;)

「わかった~。」

とすぐにちくちく縫ってあげたらば

 

「おかあさん、やさしいねー。

なんでもやってくれる。」

 

ってしみじみと言ったんですよ。園児が。

「頼み事をやってもらえること」について感謝している点が嬉しかったし、ちいさい子に「やさしいね」って言われたのモノスゴ嬉しかった

 

でもちょっと焦って

「いや、なんでも ってわけじゃあないけどね。(;^ω^)

でも、できるだけやってあげようと思うよ。」

って返事しときました。

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予約要らず、まったりハロウィン♪@横浜イングリッシュガーデン

寄せては返す波のごとくPTA業務が終わらない、しかし子どもの気持ちにも向かい合わんとなあ、2児の母です。

 

むすめはうんと小さいうちからハロウィンの仮装イベントを気に入ってしまったので、今年も何かしらのハロウィンイベントに参加させてあげないと。

横浜駅界隈を出歩くことがよくあるので、ハロウィンイベントを10/28(金)になってからいろいろ調べてみたら、

「イベントは明日以降の週末にやるけど、予約受付はとっくに終了」

「ちょっと遠いけど、すごいよ」

というイベントばかりでした・・・( ;∀;)

 

しかし、キッズウォークやスタンプラリーみたいにがんばって予約したり練り歩いたりしなくても、ハロウィン気分をマイペースでおだやかに満喫できるスポットが見つかりました。

www.y-eg.jp

 

入場料はありますが、園全体のハロウィン装飾(フォトスポットと、ハロウィンカラーの植栽!)に、どえらい力が入っています。そして何より、美しい。

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誰得!???って思っちゃうほど、ちゃんとガイコツとか居てます。

 

\ヒャッハー!!!!/

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お墓演出まで・・・

倒れた墓石の上に大きな蜘蛛がいるとか、きちんと凝ってるよねえ。(安心してください、周囲はバラの花盛りです)

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バラが咲く時期には特に、ロリータ系ファッションや撮影モデル系&スタッフのかたが来園されているのをお見かけしていますが、特にハロウィンシーズンには仮装入場が歓迎されています。

今日はうちの小さい魔女のほかに、妖精のかっこうをしてきたお子さんを連れているかたも見かけられました(#^^#)

しかも、大人向けには入園門のところでちょっとした仮装グッズを貸し出しており、仮装してくるのが恥ずかしい付き添いの大人も大丈夫。

それっぽい恰好で記念撮影ができます。

 

何より驚くべきことに、

このガーデン、バラの1番花が咲く5月頃には早朝からツアーバスが押し寄せて滅茶苦茶混むんですが、この時期は2番花が咲いているというのに休日もけっこう空いている・・・!!!!!

カメラを持ってきている来園者が殆どなのですが、他のどなたかの撮影の邪魔にもさほどならず、マイペースで園内を巡ることができました。

 

ガーデン・ハロウィンのいいところは、ハロウィンらしさを満喫しつつ、やはり秋の花々を愛でたり写真を撮ったりという楽しみを散策の中で持てることです。

アンティークな色合いのバラも多いので、秋の雰囲気が盛り上がります。

すすきや変わり種のコスモスなど、秋らしい草花とのコントラストも憎い演出です。

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うちの小さい魔女も喜んで、あちこちで立ち止まってはおふるのデジカメで花の写真を撮っておりました。(それを撮り続けるわたし)

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そういえば入場時、子ども連れ限定なのかわからないのですが、小さなお菓子をいただきました。

さらにこのガーデン、モデルハウス街の一角にありますので、

そこを仮装した子どもと一緒に行き帰り通っていると、モデルハウスの店頭に立つ社員さんたちはそこんとこ良く分かってくださっていて、本来おそらく来館者プレゼントであるお菓子をおすそ分けしてくださったりするんです・・・!(空いてるからね)

「よその人からトリックオアトリートしてもらう」ハロウィンのタスクも、これで無事完遂!(あくまでご好意ですからね)

 

今年、デパートや駅前といった繁華街でのハロウィンイベントには参加できなかったけど、子どもは充分に満足してくれたみたい。よかった。

 

なお、当ガーデンでは今年は10/31いっぱいまでハロウィン装飾をやっているそうです。

仮装の用意までは頑張った、他にはもうなんにも手続きしたくない!というぐでぐでハロウィンピーポーは、、嫁を質に入れてでも行かなアカンで(©キン肉マン)。

 

お題「ハロウィン」

日常着のレンタルサービス、2か月目の感想

今年度、初めてのPTA活動を山ほどやっていたら人もファッションも変わってしまった、二児の母です。

今までは勤務先の事務所や家庭に引きこもってそれぞれの作業をしていれば良かったのですが、今年度は自分が出向く「シーン」の多様化が進みました。

学校や教育関連の会議にも出向くようになり、それなりにきちんと見えるユニフォームを揃えてみたところ、女はやはり外見から内側も変わるもの。
cozyなゆるゆるワンピースばかりのクローゼットに違和感を覚え始め、ユニークだと信じて疑わなかった己のセンスが「なんかおかしい」へ。

 

また、メモ魔が高じて今年度から

自分のファッション系買い物(月別)vs. 実際に着た月(アイテム別)

をつけていったところ、買ったけど失敗した(着づらい&似合わない=あまり着てない)アイテムがまあまあ在ることを客観視してしまいました。

 

今まで長い間、がんばってショップ巡りをして、ベストだと思える1着を吟味して購入していったのに。それでも失敗する。

もう、自分のセンス(や買い方)は信じられない・・・。

 

自分のことは自分が一番わかっているはず、という古いプライドや慣習を投げ捨てて、

ほかの人に自分の日常着のセレクトを丸投げしてみることにしました。

わたしの場合、最近噂になっている「日常着のレンタルサービス」を利用することにしたのです。

現在も利用中で、結論としてはだいぶ気に入っています。以下に、利用してみて思い知ったことや感想などをまとめます。

 

「クローゼットはいっぱいなのに着ていく服がない」日本女性ならではの理由

知人に「日本人って本当に、季節に合わせてファッションをきちんと変えていくよね!」と言われてハッと気づいたのですが。

日本には美しい四季があり、日本人女性のわたしたちは基本的に、その季節に合わせた色合いや素材の服を着たがります。

具体的には、さいきん秋になったことで、わたしたちはボルドーテラコッタやモスグリーンといった深めのトーンの色合いを好みます(雑誌による誘導もあります)。

しかしこれらの色合いは、秋に限って似合うものです。

冬もので同じような色合いのアイテムを着ることもアリですが、そのころにはもっと温かい「素材」のものが必要となります。

こういった四季による「素材別」「色合い別」ひいては「シーン別」といった繊細なこだわりを持ち続けると、わたしたちのクローゼットは、このようなたいへん非効率な状態となってしまうのです。↓

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そしてこの秋 特に思うことは、

「秋らしい服を1着買うのにもそれなりのお金がかかること」、ただし「秋らしい服の賞味期限は短いこと」。

短い間しか着られない(着たくない)服をずっと手元に保管し続ける、場所的パフォーマンスの悪さにつくづく嫌気が差しまして、

「秋の服は、秋のうちにしか手元に持たない」ための手段として、レンタルサービスを使おうと思い立ったのでした。

発送前のコメントが大切

わたしが選んだサービスは

「月定額で、3つのアイテムが入った箱が届く。

3つまとめてのチェンジは無制限。

いずれかのアイテムを気に入ったら購入も可能」

というものです。

自分の体形や、どんなアイテム・色・ファッションスタイルが好きなのかを細かくwebフォーマットに書いて送ることで、スタイリストがそれに沿ったアイテムを厳選してくれます。

送付回数を重ねていけば「着てみたけどダメでした」というものもあったりしますが、状況を再度細かくレポートすることで、マッチング精度は上がっていきます。

ここを甘くすると好みではないもの・サイズが合わないものが送られてくる可能性が残るわけで、コメント送付を面倒に思う人には不向きでしょう。わたしはメモ魔でありレビュー魔なので、そこんとこはバッチリでした。

様々な服との出会いが楽しめる

現在このサービスでは、4つのファッションイメージ(フェミニン / ハンサムなど)を元にファッションアイテムを提案してくれます。

元々ワードローブに多かった「ゆるめナチュラル」とは指向が変わることになりましたが、毎回トレンドや季節に沿ったアイテムが届き、コーディネイトは正直いってとても新鮮、かつ常識的で使いやすい。楽しんでいます。

当然ながら、レンタル中の品として扱う

アイテムは、新品のような状態で届きます。気に入ったアイテムは購入可能です。

自分の場合は「当面は自分のセンスを信じず、いろいろなアイテムを着てみる」ことを重視しているので、いつかは返却するものだと思うと、汚さないように気を遣っています。
クリーニング前に返却するため、着用後だって丁寧に収納するし、メイクしたまま無造作に脱ぐ(=メイクが服の首回りに付着する)といった惰性もなくなり、日常着をていねいに扱う人間としてバージョンアップさせてもらった感があります。

必要な服が、見えてくる

ワードローブも混ぜながらアイテムを利用しているため、だいたい月に2~3回ほど箱をチェンジ(3アイテムを返送→速攻で次の3アイテムが届く)しています。

様々な形や素材のアイテムを「しばらく日常で着る」ことによって、

  • 優雅だけどトイレでめちゃくちゃ脱ぎづらかった
  • れいだったけど、暮らしに必須である自転車に乗りづらかった
  • 着ていたらすぐに、生地の重みでブラウジング(たわませ)部分が落ちてかっこ悪くなる

といった発見がありました。

自分の日常活動において本当に使いやすく着やすく、かつデザインとしても満足できることが、日常着にとっての理想なのだと理解しつつあります。

 

わたしは事務所仕事のあと、そのまま子どもと公園に行くこともあるし、自転車に乗っておつかいに出ることもあるし、とにかく「シーン(変わる状況)が多い」暮らし。

それらをやっていて動作に困らないような、しかし職業人や大人としてそれなりの気遣いもあるようなアイテムを着たい・・・!

これまで、服が足りないと感じたときには「流行っぽいカラー」だとか「暑いからハーフパンツ」だとか「裾がレースで綺麗だから」とか、かなり曖昧で衝動的なやりかたで店頭購入してきたけれど、それでファッションが成功なんてするはずがなかったわ。

着こなすための +α についても考えるようになる

先日は、普段は選ばないような、上半身にフィットするようなコンパクトな作りのニットが届きました。
そこで気づいたのは、「こういうぴったりしたニットを着て胸が自然に美しく見えるには、きちんと体形に沿っているブラが必要」ということ。

手持ちのものはそこまでしっかり体にフィットしていない(ニット上にブラのラインが出る)ことが分かったので、フィッターさんがしっかり吟味してくれるショップで買い直してきました。

出費も+α となりましたが、長い目で見れば満足度が高くコストパフォーマンスのよい買い物をしたと思います。

 

総括として

ショップに出向き(あるいはネットショップにアクセスし)試着して、また別のショップまで放浪することは、時間と疲労を伴います。その時間がなくなっただけでも、忙しい身としてはとても助かっています。

ウィンドウショッピングは大いなる気分転換であり、それ自体がとても楽しいもの。

けど、満足できて「似合う」アイテムを主観で選ぶのはなかなか難しいことです・・・(ショップスタッフは、「似合わない」という意見を言ってくれないものね)

 

レンタルで届くアイテムはだいたい自分のサイズ(特にウエストとか!)に合っており、素材感も含めて気持ちよく着られるものが多いです。ワードローブよりも、正直「センスいいな」「体形よく見えるな」と実感しています。

ファッション難民のかたはぜひ一度、やってみそ。

※たまに「バシタカ」が無性に懐かしくなる持病があります

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ここまでいいこと書いたけど、PTA活動と同じで100%ボランティアです。AirCloset。


それどこ大賞「買い物」
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むすめ、空手やめるってよ - 習い事の辞め時について

今夏は忙しさでダイエットに成功しました、二児の母です。

むすめは4歳のころに「おかーさんといっしょにどうじょういく!」とホッペツヤツヤの笑顔で空手を始めたのですが、今年の夏休みのうちにどんどん道場との距離感があいていってしまいました。

わたしたち夫婦から本人には、

  • 始めたことを安易に辞める癖をつけないでほしい
  • 何事も、続けないと上手にはならないし、なかなか面白さも出てこない

ことを折に触れて伝えてきたのですが、本人が道場へ行きたがらない状況が変わりませんでした。むすめはまだ園児ですが、女の子ということもあり、口が達者で自己主張がはっきり。「親の言うことには何が何でも従う」という考えは早くも薄まり気味です。自分が納得しないと動かないタイプ。

夫婦で話し合った結果、今月をもって空手を辞める手続きに踏み切りました。

 

わたし自身が道場の稽古生で、子どもの稽古クラスの様子を見学したり参加もしてきました。むすめが「辞めたい」という経緯に至った事情や考察を夫へ説明するとき、けっこうあれこれと子どもの習いごととの向き合い方について考え、うまく内容がまとまったように思ったので、参考までにメモしておきます。

子どもの習いごと事情

今どき、子どもの習いごと(今回は園児ぐらいから始まるものをイメージしています)は百花繚乱。特に「何をしてあげたらいいかわからないが、何かしてやりたい」最初の子どもに対しては、そんな親の気持ちを見透かすように様々な業者がチラシを見せつけてくる一大産業。(そう!あれは全部「その会社が買ってほしいものを押し付けてきているセールス」なのですよ!)

で たいがいのことは、学ばせようと思えば可能な時代となりました。

オリンピック選手や野球選手は幼少期からその種目の特訓を始めているというエピソードを聞くことも多く、わが子にも「ノれる種目が見つかれば」という願いをこめて習い事を探す親御さんも少なくないのではないでしょうか(東京五輪までは、子どものスポーツ関連教室がバブルを迎えたりして・・・)

習いごとが長続きする要因

保護者が子どもに(あるいは子ども自身が)どのような習いごとを選ぶかについては、様々なきっかけがあり、始めてみてわかることも色々あります。
こういう習いごとなら長続きしそうだというケースを、わたしの周辺の方々をみた経験から挙げてみます。

  1. 身内がコーチであること
    家の外も中も練習場。習いごとに関しては最強の環境とも言えそうですが、親が習いごとの出来で子どもを評価する育て方にならないように気を付ける必要はありそう。
    習いごとでつまずきがあった場合に、子どもの自己価値を傷つけないようにケアができると、雪の重みでしなった竹がポキリとは折れずいつかまたシャンと立つように、しなやかに立ち直れるのでは。

  2. 身内に、それを習っている人がいること
    空手の場合、上のきょうだいが習っているとその次の子の競争心に火がつき、きょうだいそれぞれが強い選手に育っていくケースはしばしば見かけます。

  3. 習いごとのコミュニティと相性がよいこと
    園や学校とはまた違う知り合いができるのが、習いごとを通したコミュニティだったりします。
    親子ともに「行くと楽しい、ここならではの友達がいる」場所であれば、その習いごとは続きやすくなります。そのコミュニティで同世代の良きライバルが出来ると、2. のシナリオのようにそれぞれが伸びやすくなります。
    行事や発表会など、コミュニティのメンバーが協力して成功させるイベントには積極的に参加してみてください。メンバーの雰囲気と自分たち(親・子)が打ち解けやすいかどうか、目安になります。

  4. 子どもとの相性がいい(技術を上げる地味なステップでも楽しめる)もの
    自分の子どものひとりが生まれながらに「できること・できないこと」の差が激しい性質であったことから、
    周りの子がやっているからうちもやりたくなる気持ち と
    その子どもに合ったものを選ぶ大切さ
    の2つは、ずっと天秤にかけてきました。
    個人的に思うのは、どんな習いごとであっても「技術をちょっと上に持ち上げるための地味な練習」を繰り返さねばならない時期がくるもので、そこをさほど苦にならず続けられれば「向いている」と言えそうだ、ということです。

  5. 家族みんなで応援していること
    家庭内でも習いごとに関する話題がよくあがっていそうで、イベントに家族たちが気持ちと共にしっかりと付き添っている家庭の子どもは、習いごとと生活との一体感が高いようです。空手に関しては大きな大会で優勝をおさめたりと、成果もよく出ているご家庭を拝見しています。

    (昨今いろいろな家庭がある中で贅沢な話なのかもしれませんが)例えば保護者が2人いる家庭ならば、その片方だけに習いごとの見学・管理をさせるのではなく、家族全員でその子の習いごとに対して興味を向けてあげることは、それを続ける子どもに大きな心の支えになるように思います。

習いごとの辞めどき

  1. そのクラスでの成長がのぞめない状況になった
    むすめの場合、子ども初級クラスは「簡単すぎてつまらない」。先生から許可をいただいて子ども中級クラスに入ったけれど、内容が初級とは異なっていて「手加減をしてくれない先輩がいて怖い」。
    つまり、存在するいずれのクラスにもフィットしない状況に陥ってしまいました。(もちろん先生からも温かいご協力がありつつ説得を続けたものの、辞める経緯となりました)

    悔やまれたのは、習い事を始める段階で
    「このぐらい長くやらないと上達は見込めないから、最低でも〇〇年は続けよう」
    「〇〇が出来るようになるまでは、頑張ろう」
    など、目的や期間を先に子どもへ提示しておけばよかった・・・ということです。本人に目標があれば、このような宙ぶらりんの状態に陥った場合でも、初心(目標)を思い出してもらえば挽回が出来たかもしれません。

  2. 目標の再設定が効かない
    1. を書いていて思ったことですが、最初に目標を立てなかったとしても、そもそも目標というものは技術があがったときや状況が変わってきたときに再設定すればいいんです。
    「目標を立て直そう」となったときに、本人の気持ちがとっくに折れていたり、まったく別のことに関心・適性が向いていたら、それは難しいと思われます。

  3. 子どもの得意なこととは明らかに道が違う
    「続けていけば伸びる」こともあるのでしょうが、どちらかというと「もともと得意なことだから伸びる」ケースのほうばかり目にしています。
    むすめは空手を始めてから辞めるまでの間に、新体操選手のように柔らかくなり、伸びやかに勢いをつけて回ったりすることはひじょうに得意になりました。が、最後まで、ファイティングポーズをよその子に対してとれる人ではありませんでした。

  4. よきライバルがいない
    長続きする要因にも書いたとおりで、「その場に行くと居るお友達」と相性がいいと、ちょっとした空き時間から楽しく過ごせるようになるものです。
    むすめの場合、仲良くなれる同年代といえば園児。同じ場にいるだけでも打ち解けた感じの、同じ年頃の子たちがいたのですが、なにぶんさまざまな事情・体調がある年頃であり、まだ本腰入れて空手する年頃でもないので、会える機会がだいぶ少なかったこともまた辞める要因になってしまったかもしれません。
    ちょっと年上のおねえさんたちは稽古熱心でいつも来ていたので、開始までの空き時間にむすめにも声をかけてくれたら良かったように思いますが、おねえさんたちもまだまだそういった大人びたことができる年代ではなく、自分の同年代の子たちでまとまるのが当たり前でした。まぁ、そういうものです。

 

先生(わたしの師匠)にむすめの退会ご許可をいただいてから、じっとその日の子どもクラスやむすめの様子を見学していました。

ちいさな稽古着姿もそろそろ見納めか。あっという間だったけど、かわいかったし、よく頑張ったな。
という実感や、もう二度と戻ってこないこのひと時が切なくてたまらず、きょうは子どもクラスの見学席から未練がましく動画を撮ったりどうでもいいアングルで写真を撮ったり、見るからに修行が足りない親の姿でありました。

 

※お題「最近涙したこと」

うちのベランダ、侵略される

マンション住まいですが、ベランダがやたら広い間取り。そのぶん部屋は狭いながらもリビングから見えるところに緑を置いて楽しんできました、二児の母です。

 

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それなりにベランダ・ガーデニングの本も読み、四季ごとの景観と「なにか育てる楽しみ」、そしてくつろげる追加スペース。そういったものをベランダで育んでいこうと、縁台や大きなものも設置しました。

特に、造園業者にしつらえてもらった木製フェンスは、DIYや自分で設置できる「なんちゃってフェンス」よりも丈夫で満足度も高かったぶん、お金もかかりました。

通販で木製ラティスも買い、自分で塗ったり組み立てたりして手間もかけました。

 

が、わたしはマンション・ベランダーの方々へどうしても言っておかねばなりません。

「設置したものや、育ててきた植物を全て、ベランダからきれいに撤去しなさい」

というおそろしい辞令が、マンションの管理会社から、いつか来ます。

そう・・・

マンションの外壁改修工事です。

 

まっとうなマンション管理がなされている場合、10年に1度ぐらいの周期でそれは、やって来るもののようです。

 

どどどどどうしよう!!

わたしが持っているベランダ・ガーデニングの本には、「マンションだといつか全部どかすことがあるから、どかしやすいようにしとくといいよ」なんてことは・・・

うん。確認した。本当に書いてなかったからね!!

なんという罠か!!!!!!!!!

つる系のジャスミンやバラが好きならばゴインゴインに這わすといい、雰囲気を出す雑貨はでっかいやつでもドーンと置くといい、シンボルツリー(でかい木)を育てるといい、つまみはあぶったイカがいい。

そうやってね、ベランダーの夢を肥大化できるだけ肥大化させておいてね。

 

この春から初夏にかけて、すべてフラットにされましたから。

 

・・・片づけ、大変でしたよ。

植物(鉢)は、近所の親戚宅に空きスペースがあったので、自分で管理をすることを条件に工事中は置かせていただくことにしました。

蔓(つる)ものを育てていなかったのは幸いで、ちょこまかと小さめの鉢でいろいろなものを育てつつあり、数が増えて管理がたいへんにはなりつつありました。(鉢が小さいと、乾きやすいし)

数年かけて大きく育てたクチナシなどは「花の香りは最高だけど、しょっちゅう青虫との戦いを強いられるのがホントにヤダしな・・・」などと、改めて判断をして、身を切る思いで処分してゆきました。

改修工事は、自分のベランダ・ガーデニングの方向性を大々的に整理するきっかけにはなったように思います。

 

植物以外の大物、ラティスは自分で組んだものなので解体はでき、無理やり隅の部屋へまとめてあります。フェンスは大きく重量もあり、そもそも業者が組んだものなので「自分での片づけや保管はムリです」と工事業者へ泣きを入れてみたところ、あっさりと「こっちでうまくどかしながら作業をするから大丈夫ですよ」とお返事をいただき、無事に解決しそう。ヨカッタ( ;∀;)

 

そして現在はこんな感じ。

ベランダの内側まで足場が組まれ、おじさんやお兄さんがしばしば立ち歩いてお仕事をなさっています。

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作ってしまったローリエの大鉢や、料理などにしょっちゅう使えて便利なローズマリーの小木などは、無理やりリビングに置いた縁台の上へ、これまた無理やりに置いて育てています。

これはこれでリビングの景観が変わって面白かったし、当たり前ですが子どもたちがこれらの木の匂いをかいだりと、以前より興味を持ってくれているようです。

 

ただし、大鉢は大きな受け皿がなかなか売っていないため、じゅうぶんな水やりができないでいます。下から漏れない程度に、水をかけています。

 

それにもかかわらず、今月は新しい枝を伸ばし葉を増やしていました。

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流石ローリエ。ベランダーの友人はいつだって、丈夫な草木。

工事が終わる初夏まで、あともう少し。毎夏あつすぎるけど、今年はベランダを再構築するたのしみができるかなあ。