ママちゃんは最強漬け。

子どもの発達特性や不登校などの課題に寄り添うママの備忘録

ゲリュオネス(ギリシア神話怪物)の正体を看破す

ギリシア神話といえばペガサス幻想、二児の母です。

 

ギリシア神話集を読みふけっていた息子(小学校高学年)が首をかしげていました。

 

「これに出てくるゲリュオネスっていう怪物って・・・一体どういうこと?

頭が3つ、胴体が3つ、腕と足が6本。」

 

う~~~ん・・・・

 

 

最近観たコレじゃね?

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第二弾は、柔らかく優しく。よりみち僕ビール、君ビール

毎日がやってらんねーから呑み曜日、二児の母です。

ビールはここ数年、実験的なクラフトビールを出している国内メーカーがお気に入りです。ヤッホーブルーイング社(よなよなエールなど)が、ローソンにて販売している「僕ビール、君ビール。」の第二弾「よりみち僕ビール、君ビール。」が今月22日に発売されたので、GW突入前の景気づけ、というかGW中に予想される慌ただしさへの「気つけ」に飲みました。

 

こういうときはやはり、比べ呑みに限ります。

白缶が初代「僕ビール、君ビール。」、黄緑缶が「よりみち」です。

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初代は、かんきつ系の皮を噛んだような苦味と香りがキリッと効いていて衝撃的でした。

「よりみち」はそれよりだいぶマイルドな風合いに落ち着きつつ、味わいの複雑さを増しているように感じます。「複雑」だからといってとっつきにくいということではなくむしろその逆で、一般的な国産ビールに乗っているような苦味や辛みなどを削いでいったような、誰にとっても軽やかで飲みやすい印象があります。

 

勿論缶には「柑橘やパッションフルーツを思わせる」といった前説が書かれていますが、フルーツエールのように「単一の果実の風味がビールに加わっている」といったおおきな、わかりやすい味の偏りは無し。若い女子に飲ませても「えーなんかすごーい」とか言ってもらえると思います。

 

ビールに限らず日本酒でも、ジュースより断然に美味しいな、だから呑んじゃうんだよ、と思うお酒はいつだって「なんの味わいと表現したらいいのかわからない」。

それでいて飲み手に対してあたりが良く優しい、かつ唯一無二のバランスを持っています。

「よりみち」はその1本と言ってええんじゃないかなと思います。

 

ちなみに、QBBベビーチーズのオトナ版があれこれ新発売となっていたのですが、その中ではダントツにこちらが「よりみち」に合いました。

なにこの奇跡的な黄緑コーデ。

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よりみちがマイルドでありなんとなく柑橘を思わせる香りであるところへ、ゆず胡椒のピリッとした辛みがアクセントとなりますし、ゆずの香りが柑橘ベクトルに加わって違和感なしなし、イグナシオです。

 

連休は晴れるとよいですね。コンビニではなく是非パン屋で香ばしい惣菜パンやサンドイッチを買って、そしてローソンでよりみちを買って、公園で気軽なピクニックをしたらいいです。

雨のときには同じものを用意して、家の中でピクニックをしましょう。よりみちは真っ昼間っからどちらのシチュエーションにも寄り添ってくれる優しさを持っています。

 

今週のお題ゴールデンウィーク2016」

PTAって何、とかPTAスローガンの作りかた

ここ一か月ほどブログを留守にしていたのは、子どもが受験勉強を本格的に行う年度になった途端に学校のPTA役員に選出されたためです、ママちゃんです。

 

仕事などで学校の委員会活動には参加できずにいたまま、PTA役員になったので、すべてが初耳です。わからないことはネット検索の力も借りている折、PTAの初歩的な話に関しては詳しいことをアップするかたがあまりいらっしゃらないもよう。

アナログの情報源だけでがんばっている世界はまだまだあり、そんなスキマを見つけてはいやらしくつぶしていく、そんなブログへようこそ。

 

今回は、4月に出来立てのPTA組織がやらねばならない最初の課題である「年間スローガン作り」の顛末について、調べたことも交えてざっくりとまとめてみます。

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PTA(Parent Teacher Association)とは

その学校の保護者と先生による組織のことで、おもに複数の委員会によって構成されています。通学する子どもたちのために、学校のいろんな雑事やイベントを仕切ったりこなしています。

例えば、保護者向けに外部講師を呼んでおもしろい講習会をする委員会があったり、学校の広報誌を作る委員会があったり。

PTAに加わる保護者は、こちらですと母親が9割ほどを占めています。複数年度同じ委員を担当するプロ&アクティブなかたもいれば、「やりたくないし、誰もやりたがらないから、くじ引きになった結果引き当てちゃった」という受動的なかたもまぁまぁいらっしゃるものです。

PTAスローガンが出来る直前の背景

今年度のPTA立ち上げ時にはたまたま、後者の「当たっちゃった」かたが比較的見受けられました。会議進行委員としては、スローガン候補を考えるにあたり

「委員自身が楽しめるPTA」

という、明るく前向きな雰囲気づくりが第一の焦点となったように思います。

 

また、同時期に会議進行役員で市のPTA役員研修という集会に参加し、そこでよそのPTA役員さんたちの経験談が語られました。

その中で、やはり「役員をやりたくない人」と「役員をがんばっている人」との会話が挙げられ、

「やれる人だから、やっている というわけではない。やることで、大人も育つ」

「子どもたちへ、新しいことに挑戦する親の後ろ姿を見せる」

といった納得できる「やる理由」の事例が提示され、この考え方が会議進行役員の間で共有されたことが、スローガン案をほぼ同じ方向性で作ってゆくベースとなりました。

スローガン案のまとめかた

今回、最初のPTA全体委員会にて、参加者全員がスローガン案をいくつか考えてくることになりました。

ホワイトボードにそれぞれが考えてきた案を書き出して、どんな意図で作ったのかを手短に発表してゆきます。

皆さんがちゃんと考えてきてくださったので、ホワイトボードには随分と案が並び、

こんな中からどれを選んだらいいのか・・・と悩みそうになりましたが

進行委員長が、よく出てくる言葉の傾向をまとめてくれました。(以下の「どんな単語を盛り込むか」を参照)

すると、3つぐらいの傾向を1文に集約しているスローガン案があったので、それを体裁よくリズムよく直してみて、参加者全員で「これでいいね」と言えるものが完成しました。

どんな単語を盛り込むか

ネットで調べたりしてこれまでの事例を集めてみた結果も同じだったのですが、PTAスローガンの中にはだいたいこんな単語が入ります。

  • 笑顔系(笑顔、ニコニコ、スマイル、キラキラ etc.)
  • チャレンジ系(挑戦、チャレンジ、がんばる etc.)
  • つながり系(絆、コミュニケーション、コミュニティ、ふれあい、輪、未来、明日?etc.)
  • 〇〇しよう系(がんばろう、笑いあおう、助けあおう、広げよう、活かそう etc.)
  • 学校の名前(よその学校のスローガンと並べられる機会があるらしく、そういうときには学校名が入っていると区別がつきやすい)

ぶっちゃけこれらの3つをテキトー・あるいは五七五調につなげれば、それっぽいものが完成します。

が、なにより大事なのは「通学する子どもたちのために俺らはどうするん?」という姿勢や覚悟であり、「今年度のPTAをどんな雰囲気にしたいか」に立ち返ることかな、と

スローガンが決まったあとに(ぉぃ)思いました。

 

最初に書いたとおり、こちらではPTA委員をやることについて不安を抱いているかたがけっこういらしたので、「一人でやるわけじゃないんだから大丈夫」「気楽にいこうよ」といった助けあいの雰囲気をもったスローガンが出来ました。

無難でシンプルながら、なかなかよいものができたぞ!

出来たスローガンをご紹介したいのはやまやまですが、折角ブログという暴れ場ができたのにママちゃんがどこの誰なのかがガチでばれてしまいますので死んでもご紹介しません。

ただ、ホワイトボードに書き出して速攻ボツになった案だけは載せておきます。

 

「いつかこのPTAを思い出してきっと一人ほくそ笑んでしまう」

 

不織布三層構造マスク

 

小学算数の添削問題に成金父さんあらわる

自分の膨大な「くだらないことデータベース」と化しているFacebook を、ちょっとした調べ事のために読み返していたところこんな話が、二児の母です。

 

息子には長年、子ども向けの通信添削教材としては難易度が高いやつをやらせています。

「親のわたしに解けるかしら」とビクビクしながら添削問題をあと読みしていた、ある日のこと。

 

これは確か、小学3年生向けの算数教材ですが・・・

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久しぶりに見た第一印象として

子どもにする話じゃねえだろ

 

ここで導き出される公式は「3億円+おとうさん=壊れる」かな・・・。

庶民が大金を手にするとおかしい突っ込み方する、の好例きた( ;∀;)

 

おうちは、これだってまぁけっこうなお値段だけど、都会辺りではよく聞くぐらいの妥当な予算で組んだよね。問題はもう1つの使い道だ。

 

【おまけの問題】

おとうさんは、おうちの何倍のお金を宝石につぎこみましたか。

 

【答え】4倍

 

うっ・・・簡単なのは、割った結果だけだったよ。

ねぇお父さん、その宝石・・・(ブルブル)誰にあげるの・・・?

その額の宝石って、聞いたことある中だと、こういう感じの人がこういうつけかたしてるやつだよ?

 

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絶対、お母さんにじゃないよね。

だってお母さんは、今までどおり普通のお母さんだもの。宝くじを当てて変わってしまったのは、お父さんだけだよ(まさと絶叫)!!!!!!!!!

 

あ、そうじゃなくて、宝石は投資目的だろうか・・・まともか!!!

でもいきなり?株とか金じゃなくて宝石に手ぇ出すんだ?

えー、お父さん、マネー誌よりもずっと遠くのほうに悟り開いてる。ユダヤ大富豪みたい。奥深い投資の勉強が趣味だったんか。小3算数、そんな深いバックグラウンドないよな。

 

【おまけの問題3】

まさとのお父さんは、残ったお金で果たして幸せになれたのでしょうか。(考え方5点)

  

こんだけ偏った使い方しておいて、まだ相当な額が手元に残ってるのが凄い(計算してみてください)。家族との温かい関係が変わらないなら、この後も全然いけると思う額。

宝くじってパワーあるのね。

 

この問題のおかげで、売り場に並んでいるかたがたのリアルな試算というか

「〇億円」の凄さが、ちょっと分かった。

 

それでもわたしは、何につけても「リスクというものを絶対とりたくない人間」だということが、この問題を通してジワジワと分かってきたから、宝くじを買うことも、買ったらすごいことになるかもしれないどうしよう、などと逡巡することを一切やめようと思う。

さよなら、すべてのなんとかジャンボ。(↓BGM)

そしてありがとう、いかれぽんち添削問題。

まさかこういう、自分の今後に影響を及ぼす展開になるとは思わなかった。

 

ちなみに、よく当たる売り場に並んでいる方々を街中で見かけることはよくあって、そんなときには「買えない自分の小心さ」などにモヤモヤしていたのですが、心の中で

「全員に7億当たっちゃえばいいのに!」

って心から願うようになったらスッキリしました。

 

世界の14峰を制した、ただひとりの日本人は言う。

「食べるだけでも、疲れるんです」と。(※)

 

家計の中だけでも、お金を使ったり守ったりするのはしんどい。

当たったみなさんの力で日本をダイナミックにおもしろく変えてくれたら、こんなにいいことは無いです。

 

※参考文献

 

今週のお題「卒業」

松崎しげる燻製疑惑

鉄鍋にアルミ箔を敷いて燻製チップを敷くやりかたで割と頻繁に燻製おつまみを作っています、二児の母です。

 

先日は欲張って大量のソーセージを燻製しようと思いたち、普段より大きいほうの鉄鍋を使って、いつもと同じ時間(10分程度)ソーセージの燻製を行ってみたのですが

フタをあけてみたところ、「うわっ」という声を漏らしつつ、妙に気まずい気分に陥ったのです。

 

色づきすぎて、赤黒い・・・!!!!!!

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わかった。この色は、松崎しげるだ。

そして理解した。わたしは燻製鍋のフタをあけたときに、松崎しげるが入っている日焼けサロンのカプセルを(スタッフあるいは他客として)うっかり開けてしまった状況を疑似体験してしまったのだ。あの気まずさはそこから来ていたし、フタを開けたあとに一旦そっと閉めてしまったことも完全にその状況のトレースであった。過ぎた今でなら分かる。

 

確かカラーサンプルあったな

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うむ・・・間違いない。

そして、日焼けに関して「黒い」ではなく「赤黒い」を目指す方々は、おそらくただの日サロでは物足りないはずで、燻製というメソッドを使うという可能性も見えてきました。おそらくしげるのソーセージもこんな感じなんやと思います。

 

それにしても、短時間でこんなに強めの燻製になってしまうとは・・・
鍋の容量が大きいとおそらく、中で回る煙の量がすごいんでしょうね。

 

燻製しすぎたソーセージは酸味が強く、子どもたちにすごく不評でした( ;∀;)

酸っぱいということは、いつもの「妊婦じゃないけど酸っぱいもの倶楽部」(妊婦さんは名誉会員とす。)のカテゴリーに入れておいたろ、そうしたろ。

あいすまんじゅうは何故「和風アイス」ではなく「冷たい和菓子」と呼べるのか

トルストイの児童文学集「ひとは何故生きるか」が好きで、タイトルもそれっぽくしているかも二児の母です。

トルストイはさておき、去年読んだ中で最も血沸き肉躍った本が「変革のアイスクリーム」(※)で、こちらにて熱く紹介されていた九州名産「あいすまんじゅう」が、遂に近所のコンビニで手に入りました。

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本では、とことん他アイスとの差別化をはかられて作られ、かつロングセラーでもあるあいすまんじゅうの優秀さが語られております。

ただし視点の核はあくまでマーケティングであり、主に語られているのは企業としての姿勢やこだわり。製品自体の風味や食感については「こだわりポイント」として書かれてはいますが、エモーショナルに叙述しているわけではありません。

ハーゲンダッツですら黒蜜や抹茶に手ぇ出して「和風アイス」がもてはやされている昨今、あいすまんじゅうが何故にここまで「和風アイス」ではなく「冷たい和菓子」と名乗っているのか、本を読んでもなかなか腑に落ちないところでした。

よって、ここからは自分の食べた実感を綴ってゆきます。

 

作りこまれた造形

袋をあけて最初に印象的なのが、やはりその造形。一般的な棒アイスに比べて、太く短い「ずんぐり体型」です。これに関しては完全に「計算されたもの」であると例の本には詳しく、上から見た梅の形などもこだわりポイントなのですが、棒を持ったときに

とにかく重てぇ。

このずっしり感で、「たっぷり食べられるぞ!」という期待がいやおうなく膨らんでしまうスィステムとなっております。

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指との対比。アイス部分が、とにかく短くて太い。

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そしてよ~く見ると透けていますが、あんこがあるのは真ん中あたりまで、のみ!
アイスオンリー部分の率がけっこう高い。これがじわじわと効いてくる点は後述します。

和菓子的な食感

思わず食べてしまってから、ちょっとスプーンできれいになるように削った断面図です。汚く見えるかどうかは、見る人の心次第かと思います。

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感動したのは、アイスとあんこが一体化された食感
断面図を見るにアイス部分は、例えるならば「ラクトアイス」系のように見え、霜柱のように縦に割れる構造となっています(実際の商品はラクトアイスではなくアイスクリームという分類です)。

こういうものだとたいがいは噛みしめたときにシャキッと、あるいはガリガリ君のようにもうちょっと氷のように固い食感を伴うものですが、あいすまんじゅうアイスはあんこのようにむにゅっと、ひたすら優しく噛みしめられる絶妙な食感となっています!
こりゃ、知覚過敏のワスにも安心じゃぁ~~。

で、この一体感こそが妙に、アイスであることを感じさせない要因であると思いました。総体としては「ひんやりしていて食べやすいあんこ」。ミルク味アイスのお蔭であんこの甘さのカドが取れており、つらくない。アイスを食べていてこんな感覚、初めて(/////)

うむ、やはりこれはアイスというよりは「あんこ味のなにか」なのである。

 

また、あんこは和菓子の最中(もなか)によく入っているようなものが再現されています。ねっとりとした粘り系のあんに、小豆の粒入り。あまり昔ながらの和菓子を食べなくなった身には、子ども時代にばあちゃんが分けてくれたやつ(まさに最中)を思い出して懐かしいです。

また、周りのアイスがちっとも溶けていないのに「北海道産小豆を贅沢使用」の粒々がギンギンに凍って固いということもなく、あんやアイスと同等な柔らかさを保っているのが、地味にすごいバランスなのだと思います。

ほどよい量感

和菓子あるあるですけど、あんこって最初は甘味ガツンでハッピーでも、重たくて飽きやすい。最後の頃は茶ぁばっかり飲んで流し込む。あんこばっかり食べてもいられんのですよ。

で、あんことアイスの一体感を楽しめる程度で、ちょうどあんこのある部分が終わります。

意外と多いアイスオンリーの部分を進めてあいすまんじゅうは食べ終わるのですが、アイスを噛みしめながら「あんこが終わってしまった・・・あんこは良かったな」という寂しさや懐古を感じつつ、しかしアイス部分のミルキーさや不思議なやわらか食感にここで気づいてニュー舌鼓を打つ。

あんこからアイスへのバトンタッチ。センチメンタルとともに美しい終焉を迎えつつ、棒だけが残る。ああ、なんという華麗な幕引き・・・!!!!!!!

 

というわけで非常に気に入りました。

あいすまんじゅう、お近くで見つけましたら是非お試しください。もちろん、温かい日本茶との相性は抜群です。

 

※参考文献

変革のアイスクリーム---「V字回復」を生んだ13社のブランドストーリーに学ぶ

変革のアイスクリーム---「V字回復」を生んだ13社のブランドストーリーに学ぶ

 

 

10分どん兵衛 VS. 通常どん兵衛

5分待つところを10分にすると美味しい、という「10分どん兵衛」。

巷で話題ということだけがじわじわ伝わって来ているものの、どう美味しいのかがはっきりせずにモヤンモヤンしておりましたので比較検証します、二児の母です。

検証方法

普通サイズのどん兵衛2つを用意。

「もしや、10分どん兵衛はおあげが一層膨らむのか?」と思いこんでいたので、この時点で2品のおあげが同じサイズであることを確認。

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電気ポットで沸かした熱湯を、向かって左へ注いで5分。

経過したところで、再度ちんちんに沸かしておいた熱湯を右へ注ぎ5分置きました。

いずれも、湯量はカップ内側の線まで(フタに記載の説明どおり)。

こうして、「10分どん兵衛」と「通常どん兵衛」が同時に出来上がることとなります。

たのしみ・・・

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比較結果

10分どん兵衛(左)、通常どん兵衛(右)が同時に出来上がったばかりの時点で撮影。

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【おあげ】

あれっ・・・?大きさに違いは無し。
通常どん兵衛(右)の一部がへこんだように見えていますが、なんとなく粉末スープがかかったせい、かもしれません。
食べてみると、なんとな~く、10分どん兵衛のほうが柔らかいような気がします。

言い換えれば「気のせい」レベルの差。

そもそもおあげは、固まったタンパク質が網状に結束している物質なので、大きさののびしろは一定のところまでのはず。麺のように「お湯に浸けるほど伸びる」ようなことはない、はず。

【スープ】

フタをあけて直ちに両者のスープの湯温を測ってみたところ、

両者とも熱湯を注いでスタートさせましたが、なぜか10分どん兵衛のほうが微妙に湯温が高い。これは、カップの保温効果が高く、フタをしたままであれば10分経過しても湯温がさほど変化しないことの証明になったように思います。
どん兵衛の容器ってすごい。

素早くすすってみたところ、このぐらいの温度だとアチアチでスープ飲めない。

ので、麺のほうばっか食べることにしました。

【肝心の麺】

形などをはっきり見たいので、両者とも別々のお椀へ手早くよそって食べ比べました。

まず、こちらが通常どん兵衛の麺です。

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いつもの美味しいどん兵衛です。こんちは~。

麺にはほんのり芯があって、もちもちしている。

 

10分どん兵衛の麺です。

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なんとなく、通常どん兵衛よりはちぢれがほどけて膨らんでいます。

当然ながらちょっと伸びており、ただし通常どん兵衛の麺とすぐさま食べ比べてみると、このような印象が並びます。

  • やわらか
  • ふわっと
  • つるつる食べられる
  • さらに噛みやすい
  • わずかに、ぬめりが出る

倍の時間置いたけどまったくマズくはない、という点がすごいですね。マズくないのは、スープがあつあつだからということも関係があるように感じました。

お年寄りとか、ソフトなものを好むかたは喜ぶんじゃないかしら。

ちなみに、10分カマボコのほうも、通常カマボコよりなんとなくふわっとした食感になっています。

ごく個人的な結論

わたしのようにゆっくり食べる人からすると、10分どん兵衛の麺は「通常どん兵衛を食べ進んだ後半の頃のどん兵衛」であることに気づきました。

でもまぁ10分どん兵衛「スープがあつあつのうちに優しい柔らかい麺」という組み合わせには新しさを感じますし、そこが推しポイントなのでしょうね。

もともとラーメンなどに於いてもちぢれ麺が好きなので、やはり、通常どん兵衛の麺をフタあけたときに最初にほぐす、あの高揚感が捨てがたい。そこを、最初っからマイルドにはしたくない。

ちょっとほぐれたところをすすってもちもち噛みしめる、いつものどん兵衛が・・・

ハアッ!!!!! 大好き!!

なので、10分置いて食べることはもうないと思います。

 

10分どん兵衛はゆっくり食べていると、後半の麺が伸びすすんで、さすがにブワブワした食感となってきます。そこがええ、っていうかたならいいですけど、早めに召し上がることをおすすめします。