ここ一か月ほどブログを留守にしていたのは、子どもが受験勉強を本格的に行う年度になった途端に学校のPTA役員に選出されたためです、ママちゃんです。
仕事などで学校の委員会活動には参加できずにいたまま、PTA役員になったので、すべてが初耳です。わからないことはネット検索の力も借りている折、PTAの初歩的な話に関しては詳しいことをアップするかたがあまりいらっしゃらないもよう。
アナログの情報源だけでがんばっている世界はまだまだあり、そんなスキマを見つけてはいやらしくつぶしていく、そんなブログへようこそ。
今回は、4月に出来立てのPTA組織がやらねばならない最初の課題である「年間スローガン作り」の顛末について、調べたことも交えてざっくりとまとめてみます。
PTA(Parent Teacher Association)とは
その学校の保護者と先生による組織のことで、おもに複数の委員会によって構成されています。通学する子どもたちのために、学校のいろんな雑事やイベントを仕切ったりこなしています。
例えば、保護者向けに外部講師を呼んでおもしろい講習会をする委員会があったり、学校の広報誌を作る委員会があったり。
PTAに加わる保護者は、こちらですと母親が9割ほどを占めています。複数年度同じ委員を担当するプロ&アクティブなかたもいれば、「やりたくないし、誰もやりたがらないから、くじ引きになった結果引き当てちゃった」という受動的なかたもまぁまぁいらっしゃるものです。
PTAスローガンが出来る直前の背景
今年度のPTA立ち上げ時にはたまたま、後者の「当たっちゃった」かたが比較的見受けられました。会議進行委員としては、スローガン候補を考えるにあたり
「委員自身が楽しめるPTA」
という、明るく前向きな雰囲気づくりが第一の焦点となったように思います。
また、同時期に会議進行役員で市のPTA役員研修という集会に参加し、そこでよそのPTA役員さんたちの経験談が語られました。
その中で、やはり「役員をやりたくない人」と「役員をがんばっている人」との会話が挙げられ、
「やれる人だから、やっている というわけではない。やることで、大人も育つ」
「子どもたちへ、新しいことに挑戦する親の後ろ姿を見せる」
といった納得できる「やる理由」の事例が提示され、この考え方が会議進行役員の間で共有されたことが、スローガン案をほぼ同じ方向性で作ってゆくベースとなりました。
スローガン案のまとめかた
今回、最初のPTA全体委員会にて、参加者全員がスローガン案をいくつか考えてくることになりました。
ホワイトボードにそれぞれが考えてきた案を書き出して、どんな意図で作ったのかを手短に発表してゆきます。
皆さんがちゃんと考えてきてくださったので、ホワイトボードには随分と案が並び、
こんな中からどれを選んだらいいのか・・・と悩みそうになりましたが
進行委員長が、よく出てくる言葉の傾向をまとめてくれました。(以下の「どんな単語を盛り込むか」を参照)
すると、3つぐらいの傾向を1文に集約しているスローガン案があったので、それを体裁よくリズムよく直してみて、参加者全員で「これでいいね」と言えるものが完成しました。
どんな単語を盛り込むか
ネットで調べたりしてこれまでの事例を集めてみた結果も同じだったのですが、PTAスローガンの中にはだいたいこんな単語が入ります。
- 笑顔系(笑顔、ニコニコ、スマイル、キラキラ etc.)
- チャレンジ系(挑戦、チャレンジ、がんばる etc.)
- つながり系(絆、コミュニケーション、コミュニティ、ふれあい、輪、未来、明日?etc.)
- 〇〇しよう系(がんばろう、笑いあおう、助けあおう、広げよう、活かそう etc.)
- 学校の名前(よその学校のスローガンと並べられる機会があるらしく、そういうときには学校名が入っていると区別がつきやすい)
ぶっちゃけこれらの3つをテキトー・あるいは五七五調につなげれば、それっぽいものが完成します。
が、なにより大事なのは「通学する子どもたちのために俺らはどうするん?」という姿勢や覚悟であり、「今年度のPTAをどんな雰囲気にしたいか」に立ち返ることかな、と
スローガンが決まったあとに(ぉぃ)思いました。
最初に書いたとおり、こちらではPTA委員をやることについて不安を抱いているかたがけっこういらしたので、「一人でやるわけじゃないんだから大丈夫」「気楽にいこうよ」といった助けあいの雰囲気をもったスローガンが出来ました。
無難でシンプルながら、なかなかよいものができたぞ!
出来たスローガンをご紹介したいのはやまやまですが、折角ブログという暴れ場ができたのにママちゃんがどこの誰なのかがガチでばれてしまいますので死んでもご紹介しません。
ただ、ホワイトボードに書き出して速攻ボツになった案だけは載せておきます。
「いつかこのPTAを思い出してきっと一人ほくそ笑んでしまう」