自分の膨大な「くだらないことデータベース」と化しているFacebook を、ちょっとした調べ事のために読み返していたところこんな話が、二児の母です。
息子には長年、子ども向けの通信添削教材としては難易度が高いやつをやらせています。
「親のわたしに解けるかしら」とビクビクしながら添削問題をあと読みしていた、ある日のこと。
これは確か、小学3年生向けの算数教材ですが・・・
久しぶりに見た第一印象として
子どもにする話じゃねえだろ
ここで導き出される公式は「3億円+おとうさん=壊れる」かな・・・。
庶民が大金を手にするとおかしい突っ込み方する、の好例きた( ;∀;)
おうちは、これだってまぁけっこうなお値段だけど、都会辺りではよく聞くぐらいの妥当な予算で組んだよね。問題はもう1つの使い道だ。
【おまけの問題】
おとうさんは、おうちの何倍のお金を宝石につぎこみましたか。
【答え】4倍
うっ・・・簡単なのは、割った結果だけだったよ。
ねぇお父さん、その宝石・・・(ブルブル)誰にあげるの・・・?
その額の宝石って、聞いたことある中だと、こういう感じの人がこういうつけかたしてるやつだよ?
絶対、お母さんにじゃないよね。
だってお母さんは、今までどおり普通のお母さんだもの。宝くじを当てて変わってしまったのは、お父さんだけだよ(まさと絶叫)!!!!!!!!!
あ、そうじゃなくて、宝石は投資目的だろうか・・・まともか!!!
でもいきなり?株とか金じゃなくて宝石に手ぇ出すんだ?
えー、お父さん、マネー誌よりもずっと遠くのほうに悟り開いてる。ユダヤ大富豪みたい。奥深い投資の勉強が趣味だったんか。小3算数、そんな深いバックグラウンドないよな。
【おまけの問題3】
まさとのお父さんは、残ったお金で果たして幸せになれたのでしょうか。(考え方5点)
こんだけ偏った使い方しておいて、まだ相当な額が手元に残ってるのが凄い(計算してみてください)。家族との温かい関係が変わらないなら、この後も全然いけると思う額。
宝くじってパワーあるのね。
この問題のおかげで、売り場に並んでいるかたがたのリアルな試算というか
「〇億円」の凄さが、ちょっと分かった。
それでもわたしは、何につけても「リスクというものを絶対とりたくない人間」だということが、この問題を通してジワジワと分かってきたから、宝くじを買うことも、買ったらすごいことになるかもしれないどうしよう、などと逡巡することを一切やめようと思う。
さよなら、すべてのなんとかジャンボ。(↓BGM)
そしてありがとう、いかれぽんち添削問題。
まさかこういう、自分の今後に影響を及ぼす展開になるとは思わなかった。
ちなみに、よく当たる売り場に並んでいる方々を街中で見かけることはよくあって、そんなときには「買えない自分の小心さ」などにモヤモヤしていたのですが、心の中で
「全員に7億当たっちゃえばいいのに!」
って心から願うようになったらスッキリしました。
世界の14峰を制した、ただひとりの日本人は言う。
「食べるだけでも、疲れるんです」と。(※)
家計の中だけでも、お金を使ったり守ったりするのはしんどい。
当たったみなさんの力で日本をダイナミックにおもしろく変えてくれたら、こんなにいいことは無いです。
※参考文献
だからこそ、自分にフェアでなければならない。 プロ登山家・竹内洋岳のルール
- 作者: 小林紀晴
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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#今週のお題「卒業」