お久しぶり、僕はすじ肉マン。
(キン肉王族を代々警護する血筋の者だけれど)スージーと呼んでくれて構わない。
靴は、からだ全体からみると指先のようなもの、蝶の触覚のようなもの。だな。
そのひとが動くたびに ちらりちらりと視界に入り、
それの扱いがぞんざいか、あるいはきちんと手入れがなされているかが、わかるひとにはわかる。
そんなパーツ。
女性がそれを見て「靴の手入れ=その人の性格」を読み取ることは、だいたい的を得ていると僕は思う。
寒暖のうつろう春は、尚更に靴選びを難航させるもののようで、
僕の女友達はその悩みに狂喜しながら靴を選び、それに合わせるのはタイツかトレンカか靴下かで悩み、更にはそれの色と柄で悩んでいるよ。
あまりにも足元の選択肢が多い昨今なので、ふと僕は
「もしかしたら、靴にデザイン性はあまり必要ではないのかも知れない」
と思い返したりもする。
スタンダードな革靴の黒が、きちんと均衡のとれた光を物静かに帯びているだけで、
ファッションの末端を引き締める効果があるからね。
フフッ
シジュウカラのオスは、より複雑な歌を歌えるかどうかでモテ度合いが決まるのだそうです。
それは、本来生きていくのに必要ではないことをやれるかどうかで、そのオスの肉体的な余裕がみてとれるからではないか。という説があるとか。
皆さんの靴は、どうですか?
・・・え?僕の靴かい?
地球に降りたときに出会った、KOJI NAKAMOTO というデザイナーにオーダーメイドしているよ。
靴っぽく見えないところが好きなんだ。