「カラオケならお任せください」と言い放ったくせにPTA関連新年会当日にまさかの風邪で喉ガラガラ、二児の母です。
内面的にはだいぶ幼い息子が、いよいよ中学受験日を迎えます。
6年生になる直前に急にそういう希望を言い出したので、今年度は幼いむすめの「ヒマッ!!!!!」攻撃に付き合いつつ、彼の家庭学習プランに尽力することとなりました。
そのおかげで、気が付けばだいぶ彼といろいろな問答をしてきた一年でした。
彼は「勉強が難しくてヤダ」 という問題(気持ちの荒れ)を哲学的・宗教的・グローバルな方向にもっていって壮大な悩みに転換するパターンが多いので、
「そこはもうちょっとこう、自分のすべてを、念仏的な便利ツールで許していーんじゃないの?」
など、みうらじゅん氏の著作を一時期アホみたいに読み漁った経験を思いがけなく活かして、ずうっとフォローしていました。ほんと、人生に無駄なことなどないんスね。
息子、あとちょっとでわたしの背を超えそう。
しかも、なんでか半年前ぐらいからパパと一緒に筋トレをするのが趣味になってしまい、お風呂上りにパジャマを探しにパンツいっちょうでリビングにやってきたりすると、「うわっ、足がアンバランスに太くなってる」。
そして、遂に靴のサイズは。宅配便を急いで受け取りにいくときに、素足で彼の子どもスニーカーを履くと、余裕で入ってしまう。
だいぶ手はかかるけど、彼が少年(子どもの男の子)の姿でいるのは、あとわずかなのかもしれない。
そう思うと、現在進行形でたいへんだったけれど、小学生のうちの今がなんだかとてつもなく貴重なひとときのように感じられて・・・。
(愛と恋の違いって何だろう?)
彼は思ったことを口に出せないし、人に気さくに話しかけられないし、新しいところに突っ込んでいかないし、顔パパ似だし、理数系だしチンコついてる。
わたしと似たところが無いひとなんだな。と寂しく諦めていました。
しかし
電話をかけてきたおばーちゃんや家族に指摘されて気づいたのですが。
わたしと彼の声、いま、そっくりなの。
「わたしが言うのと同じことを、続けて言ってみて」
という遊びを息子とやっていると楽しいです。
(当然のように、彼に対しては母性「愛」を持っているんだと思うけど)
(とある短い時期にしかできなくて、その時期をいとおしむのが恋だとしたら)
彼がどこかの中学校に行って声変わりしちゃうまでの今の彼を、わたしがいとしく思う気持ちって、どこまでもそれに近いのかもしれない。
※今週のお題「恋バナ」