ママちゃんは最強漬け。

子どもの発達特性や不登校などの課題に寄り添うママの備忘録

ぼくとママンの読書感想文。

今年も、国語に興味のない小学男子に読書感想文を書かせる季節がやってまいりました。

 

ちなみにわたしの親は教育熱が過ぎており、親が手を入れすぎてる読書感想文を毎年「書かされ提出させられた」パターンでした。賞はもらえても自尊心はズタズタ、今でもみうらじゅんばっかり追いかけてるという後遺症が残りました。

そんなわたしが、読書感想文を子ども本人の気持ちに沿いつつまぁ~まぁ~それなりに仕上げてる手法、みたいのを書き残しておこうと思います。

読む本は、子どもが気に入るものが見つかるまで探す

学年ごとの課題図書が毎年選出されますが、子ども本人が興味を持てる本であることが一番重要に思います。

学校側の縛り次第ですが、課題図書でなかったり既に持っている本でもかまわない。

課題図書と同等(かそれ以上)のボリューム・漢字量は必要でしょうが、最後まで&何度か本人が読み込めるものでないと、なかなか文章が進まないものです。

 

大型書店で気が利いてるところだと、課題図書コーナーにはテーマと関連性のあるオススメ書籍も陳列されています。

今夏は課題図書コーナーの様子を冷やかしに行ったところ、こちらの本のオビを凝視しておったので、ちょっと目次や冒頭を立ち読みさせてみたところ、グッと引き込まれていたようでした。キマリ。

ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白

ダイヤモンドより平和がほしい―子ども兵士・ムリアの告白

 

 この様相(本を手に取った動機)も、掘り返せば感想文のネタになります。

ふせんをつけながら読ませてみる

昔の小学校では、夏休み直前に突然「書け。」っつって、僕らに経験値はおろかひのきのぼうすら持たせず課題図書と戦わせてきたもんですが、この頃の小学校ではちゃんと攻略プリントをくれるようです。

読書感想文に限らず、あまり経験のない課題において必要なものは以下。

  • お手本となる完成品
  • だいたいの枠組み

攻略プリントには、過去の受賞作文いくつかと、本を読みながら押さえたほうがいいポイント(心に残る場面など)をメモれるよう、ワークシートが用意されていました。

 

ワークシートがなくても、感想文において骨組となるポイントはだいたい以下。

  • その本を手に取った理由、動機
  • 自分と比べたところ(共感できるところ、または違いに驚いたところ)
  • その本が読者に伝えたいであろうこと

 

うちでは大き目のポストイットを用意して、

「本を読んでいる間に浮かんだ思いや考え」

「印象に残った文章、場面」

についてはすぐポストイットに書いてそのページに貼ってもらうようにしています。

が、使ったふせんの量は多くても感想は「すごいと思った」ばっかりだった。

【残念なお知らせ】ポイントを自分で細かく掘り起こして文章にできないのが、子どもです。

 

感想文を書けなくて困っている子どもがいて、よそ様に指導を頼まない場合、

もちろんですが指導者(親)も同じ本を読んで、上記3ポイントとして何が挙げられそうか思いを巡らせておきましょう。

 

感想が浅いだろうから誘導尋問してみよう

感想文の指導者がとるべき手段は、指導者による創作ではなくて誘導尋問です

子ども時代の経験から進言しますと、親が優等生的なプロットをうっとりしながら子どもに書かせた文章は先生にもPTAにも即バレする上に、クソつまりません。

(昔はそれでも受賞率が高かったみたいですが、今は子どもらしい素直なリアクションや自分の経験に裏打ちされた文章がウケるみたい。実際面白いし)

 

さて

例えば、息子がこの本を手に取った動機として、表紙のうち凝視していた箇所が「子ども兵士・ムリアの告白」のところだ、という点だけが最初にわかりました。

わらにもすがる思いってコレか。

ここをもっと掘り下げてみたら面白いかなと思ったので、逆算的に、ふだんの生活に絡んでいるところや子どもが本を読んでいるときのリアクションをベースにしながら、ゆるやかに穏やかに語りかける形で尋問していきます。

  • 子どもが兵士になる、という点が不思議だったのかな?
  • 戦争はたいてい大人同士でするものだから、「子ども兵士」という言葉に疑問をもったのかな?
  • 普段、戦争のことは低学年から国語の教科書で取り上げられているし、夏だとよく朝のニュースでも取り上げられているから、過去に日本でも過酷な戦時状況があったことは知識としては知ってるよね?
  • でも、この本を読んだことで、いま現在でもよその国では戦争がまだある、子どもたちが兵士として参加している、という事実があることを知って、けっこうびっくりしてる?

 

・・・といった具合。

子どものやる気を削いだら、おそらく夏休み最終日まで原稿用紙に向かってくれなくなるので、テレビの刑事モノで言えば「仏の〇さん」を自らに憑依させる感じで尋問しましょう。

YESである点だけを拾っていって、ふくらませます。

もしも子どもがこれを全て文章化できたのならば、けっこうな量を書けそうです。

 

てきとうな原稿用紙にどんどん下書きさせる

 作家センセイではありませんが「筆が進む」みたいな瞬間もありそうなので、本を手に取った動機からスタートさせても構わないから、間違って書いてもいい原稿用紙を用意してばんばん書かせてみます。

 

その前に書いたふせんを並べてみて、いくつかのグループに分類できればしめたもの。

ウチの場合は、ふせんの内容が「少年兵の残酷さ」「少年兵の更生に必要なこと」「その国の現状」「自分にとって当たり前の生活(平和さ)」に分かれていたので、動機の他にそこも含めて書いてもらいました。

文章は構文だけを手直しする

こうして仕上がった下書きはだいたいヒドイので、子どもの意見・感想の内容は曲げないようにしつつ、文章としておかしなところだけ指導していきます。

例えば同じようなことを繰り返し書いていればカットするし、「だから」「そして」がなくても通じればカットするし、言い回しがクドければすっきりカットする。

 

小学校からは原稿用紙3枚分という掟を言い渡されていたので、こうしてカットするたびに「減る!」と泣かれましたが

カットしたぶん他のところを掘り下げてふくらませて追加していくと、面白い文章になりました。

 

・・・そんな過程をもとにママンであるわたしも、この本の読書感想文を原稿用紙3枚分にまとめてみましたよ。

 

「怖いもの見たさから、社会への眼差しが始まってもいいじゃない」

40さい マリーアントワ・アザレ

 

息子は生まれながらに不安の強い子で、他人とのかかわり合いが苦手です。

登校するだけで精一杯だし、ちょっとした挨拶や対話をやらせようとするほど荒れて、年頃に不相応なぐらいに泣きます。ふつうの子なら笑い飛ばせるようなことを深刻にとらえがちで、ひどいときには自分自身を殴っています。

この平和な日本で、自分自身の問題だけでいっぱいいっぱいな子ですが、学校教育のおかげで「日本で戦争があった時代」のことを知り、夏休みになれば終戦の話が朝のニュースで語られることもあって、少しずつ社会にも目が向いてきたような印象を受けます。

子どもというものは、まだ受け入れきれないうちから妙に「恐ろしいもの」「怖いこと」に気を惹かれるところがあります。

「この本の著者はちょっと前にニュースにいっぱい出ていた、ISに殺害されたジャーナリストだよ」と教えても「ぜんぜん覚えてない」とぬかしやがっていましたから、戦争のことは、知識としては知っていてもぼんやりと遠い国の他人事として捉えていることでしょう。

 

著者が危険な国でインタビューをした結果この本が生まれましたが、もしそれが無かったら、少年兵やそうだった子どもの実態を私たち親子が知ることもなかったでしょうし、この夏にわたしと息子でそれについて意見を交わす時間もなかったことでしょう。

それだけでも良かったかな、と今は思っています。

 

この本を通して、息子の心に芽生えてほしかったことはいろいろあります。

「少年兵ムリアが背負ってきた過去・今とても真面目に通学している姿を感じて、自分が普段から深刻に捉えている悩みはけっこう小せぇ~な~、と思ってほしい」

 「ムリアの夢(大統領になって国を平和にすること)みたいに、プロゲーマーでもなんでもいいからでっかいカンジの夢をもってほしい」

「ムリアのように、過去の痛みを忘れることはできなくても、前向きに強く生きてほしい」

 

こういった思いがないか聞いてみても、「そういう考えは無かった」と一蹴されてしまいました。

人間の本質は変えられないという言葉をしばしば目にしてきましたが、息子の場合はどうしても、不安さ・弱さがそれであるように思います。

そこを変えようとして今までに何度も失敗してきたことを、また思い出しました。

人間ってそういうもんだよね、と寄り添わなければいけないのでした。

 

この本を通して、世の中でつらい思いをしている誰かに対していたわりの眼差しを持ってもらえれば、それで充分なのかもしれません。

 

・・・夏の読書感想文コンクールに「ママンの部」もあったらいいのになぁ。

これ、ブッチギリでもらえるわ。参加賞が(≧▽≦)

今週のお題「読書の夏」

雨続き?なら、おうちパフェだ!!!!!!

ガチ梅雨が続いていて、おつかいも億劫だし子どもたちも煮え煮えです。

というわけで、おうちにある食材を使って、わたしや子どもたちそれぞれが好きなものをパフェグラスに入れていく「おうちパフェ」を各自創作することにしました。

 

こういうのは、まずイメージソースが重要です。

自分がどういうものに惹かれるのかを精査し、さらに自分だったら何を足したいかを考えるモト。

東京パフェ学

東京パフェ学

 

 これ読んで「パフェって素敵食べたい」モチベーションがハンパなく上がってきたところで、

おうちにある、パフェの材料になりそうな(なるかもしれない)ものをすべてテーブルに並べてみましょう。

自分の五感をフルに活かし、あらゆる収納を漁るんだッ・・・・!!!!!!!

 

◆買ったお菓子の「ちょっと残り」

(クッキー系、ポッキーなどの棒系、ミニゼリー、駄菓子などなど)

◆作った後とりあえず冷凍庫に突っ込んだ「ちょっと残り」 - うちの場合はフレンチトースト

◆飽きてきたシリアル、グラノーラ

◆はちみつ、ジャム

◆冷凍フルーツ

◆果物

◆持て余し始めた健康食材(ココナッツオイルなど)

◆ドライフルーツ

◆賞味期限が切れそうな非常食(リッツ、ようかんなど)

◆親戚が送ってきたりおすそ分けで頂いたゼリー、ようかん

◆バレンタインお菓子作りのときから残ってるデコレーションもの(スプレーチョコなど)

 

めいっぱい並びました。

パフェグラスにこれらを好きな順番でぽいぽい入れてゆき、ちょいちょいアイスをはさみ、(なくてもいいけど)上にホイップクリームを飾れば、ほぼ完璧なパフェになりますよ。

だからアイスと生クリームだけ、新しく買ってきたらいいかな・・・。

と思っていた矢先に、実家からバニラアイスが送られてきました(n‘∀‘)η

 

上記書籍の筆者曰く「パフェは、グラスの底の最後のとこまで楽しめるかも重要」。

じゃあグラスの底には自分の好きなお菓子やゼリーを置いておこうかな~とか、盛り付けの段階から楽しいです。

 

↓園児による創作例

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雨だからパフェグラスを買いに行くのも大変?
そこはアマゾンでしょ。

パフェグラスで検索したら、パフェ用の長いスプーンまで出てきたわよ。

息子のキワキワで大仁田大暴れの巻

キン肉マンにはまっている・けっこう引きこもりな息子(小学生)に、

「知人づてでチケットが取れるプロレスイベントが割と近所で開催されるんだけど、どう?」

と誘ってみたところ相当な乗り気だったので、母子にて初めてのプロレス観戦に行ってきました。

 

思ってた以上に会場がコンパクトで、パイプ椅子で作られた座席が縦4列しかない・・・!

あいてたので前から2列目に座ってみたら、リングまで3メートル程です。

 

大日本プロレス選手の迫力ある肉体、痛そうなチョップの鈍い音、マットに大柄な全身を叩き付けられる豪快な音、その瞬間にマットの表面に舞う木くずのような細かい埃など、
リングで起きていることのすべてを生々しく観覧することができました。

 

メーンエベントは、高杉正彦親子&大仁田厚(!) vs. 悪役軍団 による有刺鉄線デスマッチだったんですけど、

 

最初のプロレス観戦でそれもねーわな


大仁田のイメージというと、学生時代にテレビでしょっちゅう放送されていた「有刺鉄線デスマッチ」で。

大きな会場のリングにて血だらけで悶えていてあんまり動かない、割と「静」の様相でした。ポスターみたら、一見西城秀樹みたいに顔立ちがシュッと細くなってますし、「ちょっと応援に来ました」ぐらいの出番かなと思ったんですけど。

 

あんなに何本もペットボトル(2L)の水を吹いたりまき散らす人だとは思いませんでした。


それも終わってからようやく試合開始になるんですけど、大仁田はゴングが鳴るとすぐに悪役矢口さんの金髪頭をつかんで場外に降ります。

客席を引きずり回し、あっちこっちで彼の体躯を叩き付けるパイプ椅子を探して徘徊。気づいたらお客さん全員椅子から立ってました(避難的な意味で)

息子は生真面目すぎる子で、そういう状態の大仁田がどこの椅子がいいかきょろきょろ探しながら至近距離1mに迫っても、きちんと「よい姿勢」でパイプ椅子に座っておりわたし驚愕。

「やばいからやばいから」と必死で彼の腕をとって避難。それも1回じゃ済みませんでした。右から!左から!でした。

 

ひととおり客席パフォーマンスが済んでマットに戻ってからも、長机やパイプ椅子を使って有刺鉄線つきの板で痛いことばっかしやる。長机は上で4発ぐらい技をかますと割れるんだね。

大仁田がパイプ椅子の座面を相手のアタマに勢いよく叩き付けたときに、座面(四角いやつ)がキレイにポーン!って上に飛んだのがすごく良かったです。

ああいうコントはドリフやよしもとでもムリですからね。

 

今回は会場が小さくて規制がゆるかったのか、お客さんが持参のカメラやスマホで写真動画撮りまくりだったんですけど、わたしは撮れることも知らずに古いガラケーしか持ってきていなかったんで、誰からも訴えられなそうな、遠くてブレた写真しか撮れませんでした。

 ↓ひとを逆さに抱えて有刺鉄線板に落ちようとしている大仁田

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(脇に立っているのは還暦祝いの高杉正彦選手)

すごく過激な(イイ)シーンがいっぱいあったんで、こういうときだけ「スマホいいな」って思いました。

試合後、大仁田がリングに腹ばいになってバンバン手でマットを叩きながら
「おまえらも来いよ!(一緒にやろう)」
って言ってくれて、息子をあおったら、あんなに控えめで臆病な彼が「ウン!」ってそこへ走っていったんですけど

 

大仁田が撒いた水のせいで、リング手前でバターンと顔から転倒しましてね

 

息子はちいさな片頬を強打して真っ赤になってたんですけど、それをものともせずに笑顔でバンバンやってました。
いつもだったら、ちょっと痛い思いすると赤ちゃんみたいに泣きわめくんですが、間近の迫力ある大仁田のパフォーマンスがそういった日常的なものすべてを吹き飛ばしていました。

 

「大仁田、ありがとう・・・!」

 

去る大仁田に背中越しに声をかけたら、ちゃんと振り返ってわたしを見て

「うんっ」て感じでうなずいてくれました。

メッチャいい人だし。なんで、リング以外のところで仕事しようとか思っちゃったんだろ( ;∀;) やっぱ痛いからかな。

 

ところで、このデスマッチの前に行われた試合の話に戻りますが

感動したのはここからで、関本大介選手のヘラクレスみたいな肉体や大技、佐久田俊行選手の小柄ながら(筋肉すごいからそう見えない)宙を舞う美しい技。

ameblo.jp

あんなに体を張っていて見応えもあるお仕事なのに、プロレス興行って安いんですね。今回は、子どもをヒーロー映画に連れてくより安かった(!)

息子連れのお父さんもけっこう観覧に来ていたので、是非足を運んでみてください。いつもと違うドラマが待っていますよ。

 

いい感じの物販もありますよ(息子セレクト↓)

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※今回の試合をみて「とてもサービス精神に溢れたかただなぁ~~」と感動したので、プロレス場内の雰囲気に対する敬愛をこめて、大仁田と呼び捨てさせていただきました。

でも、悪役の人は地元のかたなんでさん付けしました。

子どもとカラオケ(まさかのテーマソング縛り)

市の?県の?定めた記念日で平日に学校や園がお休みになったんで、どっか連れて行こうかな~~と思ってたんですけど
「そういえばカラオケ最近行ってないね」なんて子どもたち(小学生、幼稚園生)に振られまして。

どうやらもっのすごく楽しみにしていたみたいなんで、近所のビッグエコーに行ったんですよ(涙)

 

最近、小学生の息子がキン肉マンにハマったんですけど

君も子どもをキン肉マンにはめてみないか - アザレのシカク


今回はなにを歌うのかな~~なんて、(わたしはこの漫画をリアルタイムで楽しんでいた世代ですから)彼が選曲用のタブレットで検索しているところを微笑ましく見ていましたら

 

早々に「虹色の騎士(ロビンマスクのテーマソング)」を入れてきやがりました

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えっ!?

なんだ!?なんなんだこの曲・・・!!!!!

知らんわ・・・!!!!!!

てか、なんでこんなの知ってるの!?

 

どうやら、「カラオケ行く」案が出た日の辺りから、パソコンで勝手に色々な超人のテーマソングを調べあげては繰り返し動画を見ていたようです・・・。

彼ばっかり歌わせておくと1時間ぐらいでノドがつぶれてしまうので、わたしやむすめ(園児)の曲もどうにかハサんでいきます。

 ※本日のセットリストを末尾に記載しました

 

しかし、最近のカラオケは進んでますね。

昔は、こういうレアすぎるアニメソングを入れたときには、歌詞のバックには

低予算で組んだ感じの、ようわからんCGが繰り返し繰り返し流れたものですが

 

「サンドモンスター(サンシャインのテーマ)」のときには、ちゃんと砂漠(や行き倒れの旅人)のきれいな映像が入りますし

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「ジャパニーズマジック(ザ・ニンジャのテーマ)」は、きちんと和風。
(セリフが多かったよ!え~~!??)

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そういえば冒頭のロビンマスクのテーマもイギリスの風景だったし、「テキサス・ブロンコ(テリーマンのテーマソング)」もきっちりグランドキャニオン。

曲のデータに、「砂漠系」とか「和風」とかタグ付けがされてるのかしらね。

 

それにしても、集中的に超人のテーマソングを続けて聞かされたもんだから、なんとなくテーマソングの鉄則みたいなもんが見えてきました。

ツッコミどころも満載でした。

 

「カンフーファイター」(ラーメンマンのテーマソング)

♪ 残虐非道ファイトの裏の

♪ やさしい心を君は見たか

 

・・・ひと1人真っ二つにしておいて何を言ってるんですかね。

今度、ベンキマンのテーマソングでも作ってみようと思います(また次回!)

 

まぁ折角ですんで

息子が「これが一番好き」と言って3度も歌ったこちらをお聞きください。


【キン肉マン】悪魔の猛牛(バッファローマンのテーマソング) - YouTube

もうね、帰りにむすめが「グレート、グレート、バッファロ~」って歌ってたからね。

 

なんか知らんけど、息子の選曲にウケてリラックスしたのか、この日はわたしのノドも絶好調になりまして、今まで小難しくて練習ばかりしていた類のアニソンも普通にハイトーンまで出て歌えました。

総じて滅茶苦茶に気持ちいいカラオケでしたね。

ありがとう超人たち・・・!!!!!!

 

【本日のセットリスト】 ◆は息子セレクト

キン肉マン Go! Fight

◆虹色の騎士(ロビンマスクのテーマソング)

◆テキサスブロンコ(テリーマンのテーマソング)

エデン(マギというアニメの曲)

◆ベルリンの赤い雨(ブロッケンJr. のテーマソング)

シドニア(というアニメの曲)

◆悪魔の猛牛(バッファローマンのテーマソング)

BIRTH - BIRTH (ももいろクローバーZ)

◆カンフーファイター(ラーメンマンのテーマソング)

◆阿修羅地獄(アシュラマンのテーマソング)

ココ☆ナツももいろクローバーZ)

◆ジャパニーズマジック(ザ・ニンジャのテーマソング)

創世のアクエリオン(というアニメの曲)

◆サンドモンスター(サンシャインのテーマソング)

光の果てに(ジュエルペットの曲)

◆炎のキン肉マン

Go! Tight (アクエリオンの曲)

◆さあ行け!ニンニンジャー

君の神話(これもアクエリオン

◆ベルリンの赤い雨(ブロッケン Jr. のテーマソング。これが一番不気味だった)

Go! プリンセスプリキュア

◆悪魔の猛牛(バッファローマンのテーマソング)2度目

Let it Go

(あとは好きな曲の繰り返し。3時間があっというまでした)

 

 ※今週のお題「私がアツくなる瞬間」

ドラえもん、詩はもっと簡単でいいんだね。

(お題に対して)最近、ではないのですが、ちょっとむかしの話を思い出したので・・・。

 

息子が小学校にあがるときに、親戚がこの本をプレゼントしてくれたことがありました。

ドラえもんの国語おもしろ攻略―詩が大すきになる (ドラえもんの学習シリーズ)

その頃わたしはSNSにおいて、素晴らしい詩を書き、また世の中にある素晴らしい詩篇を解説する市井のかたがたと交流をもたせていただいていた時期でした。

彼らから刺激を受ける中で、「自分もこの方々に読まれる相当のものを書かないと」というハードルを勝手に作り上げてしまったりして、
結果、下手に難しい語彙や言い回しを使いがちでした。


しかし、この本をわたしも読ませてもらったことで、

「詩は、こんなに短くてシンプルなものでも、充分 "イイ" んだ!」

と目からうろこがチンジャラジャラジャラジャラしました。



まずこの本の素晴らしいところは、

◆紹介されている詩が、子どもの心をダイレクトにつかむ面白さをもっていること。

タンポポ」 まど・みちお

だれでも タンポポをすきです
どうぶつたちも 大すきです

でも どうぶつたちは
タンポポの ことを
タンポポとは いいません
めいめい こう よんでいます

イヌ     …ワンフォフォ
ウシ     …ターモーモ
ハト     …ポッポン
カラス    …ターター
デンデンムシ …タンタンポ
タニシ    …タンココ
カエル    …ポポタ
ナメクジ   …タヌーペ
テントウムシ …タンポンタン
ヘビ     …タン
チョウチョウ …ポポポポ

 

さらに、
ドラえもんの漫画を使って解説をしているページでは、 子どものうちに心に刻みこんでおいてもらいたい

「共感性(思いやり)」「自尊心」の大切さを説いていること。

「詩は、自由さが大切なんだ。」
「だから、のびのびしているんだね」
「自分と違う感じ方や考え方の人を、認めよう!その優しさが詩には大切なんだ。」

「ぼくの個性は、ぼくだけのもの。誰も、ぼくにはなれないんだ。」
「きみが、きみらしく生きていくこと。それだけでいいんだ。それこそが、素晴らしいことなんだ。」

 

最後のシメに、読者の子どもたちへこんな詩が贈られていたりするんですよ。

「かわっていくこと」 折原みと

かわっていくことは、こわくない。

ワクワクしたいな。
明日の自分に。

 

たったこれだけの文字数でも、伝わるものがありますよね。

なんかもう、ジ~ンときてしまいまして。

 

詰め込みすぎるわけにもいかないページ数の中に、詩の基本テクニック(縦読みなど)の紹介もきちんと含めており、

いったいこの編者は何者なのかと思いました。


子どもができたことで、本屋の子ども用書籍コーナーへ足を運ぶ機会がとても増えたのですが、

子ども向けに書かれた各種解説書って、なかなかあなどれないもんですね。


◆子どもでも分かるように、物事の本質を説く。
◆最後まで飽きられないように、面白く・短くまとめて書く。

こういうふうに書かなきゃ売れない、という縛りがある感じ。 

映画批評をしている友人がかつて、「評論家ってのはね、難しいことを難しそうに書くもんだよ」なんて笑っていましたけども、子ども向けに書くという作業はそういう気取ったスタンスの評論家たちの先に行っている、さらに難しいことなのではないかしらと思いました。 

この本を自分も読んだことで、書く文章についてはこういった「子ども向け」の考え方を取り入れていこうと思ったきっかけにもなりました。

その練習として、
わたしも、同じような感覚で一遍の詩を書いて今日は終わろうと思います。

「一本ぐそ」  アザレ

あまりにもおおしくて、ほこらしいのが
毎朝でる

みんなにみせてあげたいね
だけど神様「ノノン、ノーン!」

 

今週のお題 「最近おもしろかった本」

家族にムカついたら他人になりきる。

可愛らしい子どものわがまま だけでない、高機能自閉症の特徴が絡んでいることなのだけど、
息子が、至極些細なことで不機嫌になる。

小さい頃は特に頻繁だった。(成長に伴ってだいぶ、頻度は下がりました) 

例えば、むすめを保育園へお迎えにいく時間がきたから「靴下をそろそろ履いてね♪」とふつうに催促しただけで、
外出を拒否したり、こちらが悲しむこと(基本的に「自殺してやる」的なこと)をやろうとしたり、言うのであった。

そうなったとき、ちょっと前まではそれを本気にしてわたしがものすごくキレていたけど、
どうにか流せるようにもなったのであった。


もうだいぶ前のことになるけれど、
夕食どき、小さかった彼がまだ上記のことを引きずってブツブツ「もう死んでやる」とか言い続けていたことがあって。


もうアッタマきたと思って、

ちょうどガスコンロでお料理していたのがアガってきたんで

「串揚げ屋 アザさん」開店しました。

(めっさ早口のダミ声で)
「え"ぇ~~いらっしゃい・いらっしゃい、おぎゃくさん、
揚げたてのイ"カですよお"いしいですよ、こちらソースの小鉢でございやす、こちらにお好ぎなだけ漬げてお召し上がりくだざい」

息子「(・・・ニヤニヤ)ありがとうございます」 サクサク。

よし。
アザ大将、ここでてぇそう久しぶりに、おとっときの日本酒を一杯いただきながら営業を続けることにいたしやした。


息子「もう食べちゃった。串は~?(どうしたらいい?)」

「そこの箱に入れといてくだせぇ。
・・・へへ、おぎゃくさん、なんか今日いいことあったんすか」

息子「えっ?」

「なんかいい顔してたんで。へへへ。
(今日映画に連れて行ってあげたでしょうが!!!!)

・・・どんどんめいりやすよ、おぎゃくさん。

こちらまだお召し上がりになっていないんじゃね"ぇですかね、アスパラです。
今日のおすすめ中のおすすめ!さっぱりしやすよ」

息子「もし、すすめ中のすすめ!だったらどうする?」
(彼はこういう言葉もじり遊びが好きなんでごぜぇやす)

「そりゃいげねぇやおぎゃくさん、歩いて歩いて歩いちまうってが!
冗談言っちゃいげねぇ、崖があったらピュー(落下音)でござんすよ」

息子(爆笑)


・・・フー。機嫌、直ったな。

しかしわたしの大将癖のほうが直らなくなってしまい、
大将はお猪口にもう一杯淹れてちいさなおぎゃくさん2名様ぶんの「串揚げ定食」をお出ししつつ、向かいあわせに呑んだのでごぜぇやす。


息子「フー。ごちそうさまでした!!」

「お客さん、きれいに食べてくださいやしてま・ご・と・に・ありがとう~~ごぜぇ~やす。
お会計はこちらでごぜえやす、500円です。気をつけてお帰りくださぇ~やし」

息子「はいっ(ニヤニヤ)」

「また来てくだせぇよ。(後ろを向いて)おい、お客様2名様お帰りで~~」
「ありがとうございましたー!」

息子「今の誰の声?」

「厨房にいる他の調理スタッフの声」 ※ひとり二役 


思いつきでやってみた「串揚げ屋さん」だったけど、うまくいった。


これだけ創意工夫して、まだ夕方の5時台なのでごぜぇやす。

 

今週のお題「これ、うちのおかんだけ?」

うちのヒーロー「ちんこまじん」

息子には先天的なこだわりの強さがあって、小学校低学年ぐらいまではけっこう親が翻弄されていました。
療育機関に相談したところ自閉症の一種という診断がおりました(=症状名がついた)。

 

つまり、療育学としてある程度情報が集まっていてそのとおりの行動パターンをとるので、

症状名がつくことでようやく「ああ本当に情報どおりだ」って腑に落ちたりします。


腑に落ちれば「困らない」か、というとそういうわけでもなくて、
朝、ちょっとしたことでものすごく不安になって、小学校に行くのを嫌がる時期がありました 。

こういうとき、普通の親御さんだったら 

◆抱きしめてあげる

◆不安に思っている事項を聞いてみて、"大丈夫だよ" ということを理屈で説明する

という対処を採ると思います。

しかし当時の息子の場合、抱きしめようとすると歯をむき出して怒るし、

それよりも何か強烈な「気分転換できるきっかけ」を与えるほうが、立ち直りがグンバツに早いのでした。 



ある日そういう困った朝に、夫がミニ・ホワイトボードに創作したのが・・・

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「ちんこまじん」 

これに爆笑した息子は、それまでの泣き顔が嘘のように元気になって、登校していきました。


なかなか衝撃的だったのでつぶやきで晒したところ、友人一同も衝撃を受けたみたいで・・・


「こ、これは」
「下を向いてるのに足についてるたった2点で全体を支えるとは、硬さは申し分なしですね」
「いや、ちんこ聖人と呼ぼう。 肝心なところにちんこを描かないところがセンス」


また数日して、困った朝が再び訪れたので、夫が描く羽目になったのが

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「ちんこまじんX」

 

プロジェクトXのナレーションふうに)
ふえた。
肝心なとこにも、ついた。


・・・そしてまた数日後。最終形態(と願いたい)

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「ちんこまじんX-K」

 

・・・どうしてKなの?
あと、なんで各ちんのところにポツポツがついてるの?

夫「毛が生えてるから」

息子が・・・腰になんか描いてるんだけど、これナニ?

息子「おび」


それから少しあと。

夫の友人とその息子と一緒に、「子どもの国」という大きな大きな公園に行ったのですが、
園入り口の歩道は「らくがき広場」といって、チョークがいっぱい置いてあって。

そこで息子が大喜びで最初に地面に描いたのが、「ちんこまじん」でした。

初対面の息子たち、速攻で意気投合してうんこちんこ描きまくった。

男子のDNAってこういう感じなのね。 

嬉しかったけど、総括すると泣けた。


さらに後日談・・・

息子「おとうさん、ちんこまじんの必殺技を考えてよ!」

夫「えーと・・・

きんかくし 」

息子「ナニソレ」

夫「手がいっぱい出てきて、隠す」


もうこれ以上発展させんな。

 

というわけで、ゴールデンウィークはみなさまも是非、おたくオリジナルのヒーローを考えてみてください。雨天でも楽しめます。

 

 ※ 今週のお題ゴールデンウィーク2015」