新しいポテチ、食べたくなぁい?二児の母です。
先日コンビニのおかし売り場の最上段に、ズラッと「KOIKEYA PRIDE POTATO」という高級寄りなポテチが3種類並んでいたのを見かけました。かなり独特な配置で、目立ったものです。
それらは1週間のうちに売り切れまくり、気づいたら一部のコンビニで「のり塩」だけが僅かに残るにとどまっていました。
焦ったのでそれを買い、「本当にすごいポテチなのか」をどうしても感じ取りたくなって、以下3つを比較考察することにしました。
- 湖池屋「KOIKEYA PRIDE POTATO のり塩」
- 湖池屋「ポテトチップス のり塩」
同社の基本製品、同じ味。以降「デフォルトのり塩」と記す - カルビー「ポテトチップス のりしお」
他社(最大手)の同じ味。
上が「PRIDE POTATO」、下左が「デフォルトのり塩」、下右が「カルビーのりしお」です。テキトーにつかんで載せています。
PRIDE POTATO と他2製品との相違点を、目立つ順に挙げていくとこうなります。
◎硬さ(噛みごたえ)
○おいもの小ささ
○色の明るさ(揚げた感の茶色、が少ない)
△味の濃さ
正直、味については感動するほどの違いを感じられませんでした。PRIDE はなんとなく味が濃い目です(注記:ジャンクスナックずきの舌)
明らかに他と異なるのは、固さです。
固さでいうと
PRIDE > デフォルトのり塩 > カルビーのりしお
です。
薄さのメリットから言うと、カルビーのりしおは、そのおかげでふわっと食べられます。口に入れてから、歯をそんなに使わずとも潰せます。
薄いので、袋の中でいっぱい割れているのも仕方ないかもしれません。割れてるとこをちびちびつまんで食べ、のり塩だらけになった指先を舐めるという一連のステップが好きだったりもするので、個人的にこれはデメリットとして数えないこととします。ただ、薄いぶん油っぽさ(油の溜まり)を感じさせるチップスも見受けられました。
なお、あっという間に揚がるのでしょう、茶色い部分が目立ちます。茶色さは、PRIDE以外の2品はほぼ同じ。
PRIDE には茶色部分が少なく、おいも表面が明るくてキレイです。
上の、3点を並べた写真でも、なんとなく全体的に明るいことが分かります。
とか言ってよく見たら PRIDE の中にもキレイなのと茶色いのがあったのですが、食べ比べてみたところ、キレイなやつはおいもの甘味が伝わり、茶色のやつはなんの風味もなくてのり塩味だけが乗っているという感じでした。ということは、キレイなほうが美味しいと言えます。
固さの話に戻ります。
PRIDE は、例えばカルビーの「堅あげポテト」のような、ガリガリっとした強めの固さを追求したものではありません。が、奥歯で普段程度の負荷で噛んだときに
「ザクッ・・・」
とした食感を得られます。
わたしの愛する、非常にほどよい濡れ煎餅(※)があるのですが、あれの快感に通じるものがあります。噛みしめたときに「ザクッ」がある悦び、それを寄せる波の如くリピートしながらじっくりと味わう感じ・・・。
比べて食べてみると、そこが非常によくわかります。
おいものスライスにあたって、mm以下の調整を重ねているという事実に改めて気づかされました。チップス界では当たり前なのでしょうが、すごいことです。
なお、割れているチップスが少なかったのも PRIDE POTATO でした。固いから当たり前かと思いますし、固いという理由から一口で入りやすいサイズのおいもが規格として選ばれているような感もあります。大き目のポテチを唇でくわえて割ってると、唇の端にだんだん塩気が溜まってきてピリピリしみますが、そういえばそのストレスからも解放されるという寸法。
・・・のり塩味だけで比べたのに、味でなく「固さ」の話に終始する結果となってしまいました。
PRIDE の他味「だし塩」「炙り和牛」に関しては、食感はおそらく同じである上にユニークなテイストになっていますので、そりゃあきっと、はぁ、もう、ウマママでしょうね。出遅れた自分は尽きぬ涙を流しつつ寝床につくのみです。
どれが劣っている、という話は避けています。
特にロングセラーにおいては「これが好きだ!」という多くのユーザーに支えられているモノであるし、どういったものが好きかは個性に委ねられるものです。
ゆえに、納豆が大嫌いなままで生きていきます。
※ぬれやき煎の【煎餅屋仙七】|茨城県桜川市真壁|ぬれせんべい|ギフト|お土産