ママちゃんは最強漬け。

子どもの発達特性や不登校などの課題に寄り添うママの備忘録

日常着のレンタルサービス、2か月目の感想

今年度、初めてのPTA活動を山ほどやっていたら人もファッションも変わってしまった、二児の母です。

今までは勤務先の事務所や家庭に引きこもってそれぞれの作業をしていれば良かったのですが、今年度は自分が出向く「シーン」の多様化が進みました。

学校や教育関連の会議にも出向くようになり、それなりにきちんと見えるユニフォームを揃えてみたところ、女はやはり外見から内側も変わるもの。
cozyなゆるゆるワンピースばかりのクローゼットに違和感を覚え始め、ユニークだと信じて疑わなかった己のセンスが「なんかおかしい」へ。

 

また、メモ魔が高じて今年度から

自分のファッション系買い物(月別)vs. 実際に着た月(アイテム別)

をつけていったところ、買ったけど失敗した(着づらい&似合わない=あまり着てない)アイテムがまあまあ在ることを客観視してしまいました。

 

今まで長い間、がんばってショップ巡りをして、ベストだと思える1着を吟味して購入していったのに。それでも失敗する。

もう、自分のセンス(や買い方)は信じられない・・・。

 

自分のことは自分が一番わかっているはず、という古いプライドや慣習を投げ捨てて、

ほかの人に自分の日常着のセレクトを丸投げしてみることにしました。

わたしの場合、最近噂になっている「日常着のレンタルサービス」を利用することにしたのです。

現在も利用中で、結論としてはだいぶ気に入っています。以下に、利用してみて思い知ったことや感想などをまとめます。

 

「クローゼットはいっぱいなのに着ていく服がない」日本女性ならではの理由

知人に「日本人って本当に、季節に合わせてファッションをきちんと変えていくよね!」と言われてハッと気づいたのですが。

日本には美しい四季があり、日本人女性のわたしたちは基本的に、その季節に合わせた色合いや素材の服を着たがります。

具体的には、さいきん秋になったことで、わたしたちはボルドーテラコッタやモスグリーンといった深めのトーンの色合いを好みます(雑誌による誘導もあります)。

しかしこれらの色合いは、秋に限って似合うものです。

冬もので同じような色合いのアイテムを着ることもアリですが、そのころにはもっと温かい「素材」のものが必要となります。

こういった四季による「素材別」「色合い別」ひいては「シーン別」といった繊細なこだわりを持ち続けると、わたしたちのクローゼットは、このようなたいへん非効率な状態となってしまうのです。↓

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そしてこの秋 特に思うことは、

「秋らしい服を1着買うのにもそれなりのお金がかかること」、ただし「秋らしい服の賞味期限は短いこと」。

短い間しか着られない(着たくない)服をずっと手元に保管し続ける、場所的パフォーマンスの悪さにつくづく嫌気が差しまして、

「秋の服は、秋のうちにしか手元に持たない」ための手段として、レンタルサービスを使おうと思い立ったのでした。

発送前のコメントが大切

わたしが選んだサービスは

「月定額で、3つのアイテムが入った箱が届く。

3つまとめてのチェンジは無制限。

いずれかのアイテムを気に入ったら購入も可能」

というものです。

自分の体形や、どんなアイテム・色・ファッションスタイルが好きなのかを細かくwebフォーマットに書いて送ることで、スタイリストがそれに沿ったアイテムを厳選してくれます。

送付回数を重ねていけば「着てみたけどダメでした」というものもあったりしますが、状況を再度細かくレポートすることで、マッチング精度は上がっていきます。

ここを甘くすると好みではないもの・サイズが合わないものが送られてくる可能性が残るわけで、コメント送付を面倒に思う人には不向きでしょう。わたしはメモ魔でありレビュー魔なので、そこんとこはバッチリでした。

様々な服との出会いが楽しめる

現在このサービスでは、4つのファッションイメージ(フェミニン / ハンサムなど)を元にファッションアイテムを提案してくれます。

元々ワードローブに多かった「ゆるめナチュラル」とは指向が変わることになりましたが、毎回トレンドや季節に沿ったアイテムが届き、コーディネイトは正直いってとても新鮮、かつ常識的で使いやすい。楽しんでいます。

当然ながら、レンタル中の品として扱う

アイテムは、新品のような状態で届きます。気に入ったアイテムは購入可能です。

自分の場合は「当面は自分のセンスを信じず、いろいろなアイテムを着てみる」ことを重視しているので、いつかは返却するものだと思うと、汚さないように気を遣っています。
クリーニング前に返却するため、着用後だって丁寧に収納するし、メイクしたまま無造作に脱ぐ(=メイクが服の首回りに付着する)といった惰性もなくなり、日常着をていねいに扱う人間としてバージョンアップさせてもらった感があります。

必要な服が、見えてくる

ワードローブも混ぜながらアイテムを利用しているため、だいたい月に2~3回ほど箱をチェンジ(3アイテムを返送→速攻で次の3アイテムが届く)しています。

様々な形や素材のアイテムを「しばらく日常で着る」ことによって、

  • 優雅だけどトイレでめちゃくちゃ脱ぎづらかった
  • れいだったけど、暮らしに必須である自転車に乗りづらかった
  • 着ていたらすぐに、生地の重みでブラウジング(たわませ)部分が落ちてかっこ悪くなる

といった発見がありました。

自分の日常活動において本当に使いやすく着やすく、かつデザインとしても満足できることが、日常着にとっての理想なのだと理解しつつあります。

 

わたしは事務所仕事のあと、そのまま子どもと公園に行くこともあるし、自転車に乗っておつかいに出ることもあるし、とにかく「シーン(変わる状況)が多い」暮らし。

それらをやっていて動作に困らないような、しかし職業人や大人としてそれなりの気遣いもあるようなアイテムを着たい・・・!

これまで、服が足りないと感じたときには「流行っぽいカラー」だとか「暑いからハーフパンツ」だとか「裾がレースで綺麗だから」とか、かなり曖昧で衝動的なやりかたで店頭購入してきたけれど、それでファッションが成功なんてするはずがなかったわ。

着こなすための +α についても考えるようになる

先日は、普段は選ばないような、上半身にフィットするようなコンパクトな作りのニットが届きました。
そこで気づいたのは、「こういうぴったりしたニットを着て胸が自然に美しく見えるには、きちんと体形に沿っているブラが必要」ということ。

手持ちのものはそこまでしっかり体にフィットしていない(ニット上にブラのラインが出る)ことが分かったので、フィッターさんがしっかり吟味してくれるショップで買い直してきました。

出費も+α となりましたが、長い目で見れば満足度が高くコストパフォーマンスのよい買い物をしたと思います。

 

総括として

ショップに出向き(あるいはネットショップにアクセスし)試着して、また別のショップまで放浪することは、時間と疲労を伴います。その時間がなくなっただけでも、忙しい身としてはとても助かっています。

ウィンドウショッピングは大いなる気分転換であり、それ自体がとても楽しいもの。

けど、満足できて「似合う」アイテムを主観で選ぶのはなかなか難しいことです・・・(ショップスタッフは、「似合わない」という意見を言ってくれないものね)

 

レンタルで届くアイテムはだいたい自分のサイズ(特にウエストとか!)に合っており、素材感も含めて気持ちよく着られるものが多いです。ワードローブよりも、正直「センスいいな」「体形よく見えるな」と実感しています。

ファッション難民のかたはぜひ一度、やってみそ。

※たまに「バシタカ」が無性に懐かしくなる持病があります

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ここまでいいこと書いたけど、PTA活動と同じで100%ボランティアです。AirCloset。


それどこ大賞「買い物」
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むすめ、空手やめるってよ - 習い事の辞め時について

今夏は忙しさでダイエットに成功しました、二児の母です。

むすめは4歳のころに「おかーさんといっしょにどうじょういく!」とホッペツヤツヤの笑顔で空手を始めたのですが、今年の夏休みのうちにどんどん道場との距離感があいていってしまいました。

わたしたち夫婦から本人には、

  • 始めたことを安易に辞める癖をつけないでほしい
  • 何事も、続けないと上手にはならないし、なかなか面白さも出てこない

ことを折に触れて伝えてきたのですが、本人が道場へ行きたがらない状況が変わりませんでした。むすめはまだ園児ですが、女の子ということもあり、口が達者で自己主張がはっきり。「親の言うことには何が何でも従う」という考えは早くも薄まり気味です。自分が納得しないと動かないタイプ。

夫婦で話し合った結果、今月をもって空手を辞める手続きに踏み切りました。

 

わたし自身が道場の稽古生で、子どもの稽古クラスの様子を見学したり参加もしてきました。むすめが「辞めたい」という経緯に至った事情や考察を夫へ説明するとき、けっこうあれこれと子どもの習いごととの向き合い方について考え、うまく内容がまとまったように思ったので、参考までにメモしておきます。

子どもの習いごと事情

今どき、子どもの習いごと(今回は園児ぐらいから始まるものをイメージしています)は百花繚乱。特に「何をしてあげたらいいかわからないが、何かしてやりたい」最初の子どもに対しては、そんな親の気持ちを見透かすように様々な業者がチラシを見せつけてくる一大産業。(そう!あれは全部「その会社が買ってほしいものを押し付けてきているセールス」なのですよ!)

で たいがいのことは、学ばせようと思えば可能な時代となりました。

オリンピック選手や野球選手は幼少期からその種目の特訓を始めているというエピソードを聞くことも多く、わが子にも「ノれる種目が見つかれば」という願いをこめて習い事を探す親御さんも少なくないのではないでしょうか(東京五輪までは、子どものスポーツ関連教室がバブルを迎えたりして・・・)

習いごとが長続きする要因

保護者が子どもに(あるいは子ども自身が)どのような習いごとを選ぶかについては、様々なきっかけがあり、始めてみてわかることも色々あります。
こういう習いごとなら長続きしそうだというケースを、わたしの周辺の方々をみた経験から挙げてみます。

  1. 身内がコーチであること
    家の外も中も練習場。習いごとに関しては最強の環境とも言えそうですが、親が習いごとの出来で子どもを評価する育て方にならないように気を付ける必要はありそう。
    習いごとでつまずきがあった場合に、子どもの自己価値を傷つけないようにケアができると、雪の重みでしなった竹がポキリとは折れずいつかまたシャンと立つように、しなやかに立ち直れるのでは。

  2. 身内に、それを習っている人がいること
    空手の場合、上のきょうだいが習っているとその次の子の競争心に火がつき、きょうだいそれぞれが強い選手に育っていくケースはしばしば見かけます。

  3. 習いごとのコミュニティと相性がよいこと
    園や学校とはまた違う知り合いができるのが、習いごとを通したコミュニティだったりします。
    親子ともに「行くと楽しい、ここならではの友達がいる」場所であれば、その習いごとは続きやすくなります。そのコミュニティで同世代の良きライバルが出来ると、2. のシナリオのようにそれぞれが伸びやすくなります。
    行事や発表会など、コミュニティのメンバーが協力して成功させるイベントには積極的に参加してみてください。メンバーの雰囲気と自分たち(親・子)が打ち解けやすいかどうか、目安になります。

  4. 子どもとの相性がいい(技術を上げる地味なステップでも楽しめる)もの
    自分の子どものひとりが生まれながらに「できること・できないこと」の差が激しい性質であったことから、
    周りの子がやっているからうちもやりたくなる気持ち と
    その子どもに合ったものを選ぶ大切さ
    の2つは、ずっと天秤にかけてきました。
    個人的に思うのは、どんな習いごとであっても「技術をちょっと上に持ち上げるための地味な練習」を繰り返さねばならない時期がくるもので、そこをさほど苦にならず続けられれば「向いている」と言えそうだ、ということです。

  5. 家族みんなで応援していること
    家庭内でも習いごとに関する話題がよくあがっていそうで、イベントに家族たちが気持ちと共にしっかりと付き添っている家庭の子どもは、習いごとと生活との一体感が高いようです。空手に関しては大きな大会で優勝をおさめたりと、成果もよく出ているご家庭を拝見しています。

    (昨今いろいろな家庭がある中で贅沢な話なのかもしれませんが)例えば保護者が2人いる家庭ならば、その片方だけに習いごとの見学・管理をさせるのではなく、家族全員でその子の習いごとに対して興味を向けてあげることは、それを続ける子どもに大きな心の支えになるように思います。

習いごとの辞めどき

  1. そのクラスでの成長がのぞめない状況になった
    むすめの場合、子ども初級クラスは「簡単すぎてつまらない」。先生から許可をいただいて子ども中級クラスに入ったけれど、内容が初級とは異なっていて「手加減をしてくれない先輩がいて怖い」。
    つまり、存在するいずれのクラスにもフィットしない状況に陥ってしまいました。(もちろん先生からも温かいご協力がありつつ説得を続けたものの、辞める経緯となりました)

    悔やまれたのは、習い事を始める段階で
    「このぐらい長くやらないと上達は見込めないから、最低でも〇〇年は続けよう」
    「〇〇が出来るようになるまでは、頑張ろう」
    など、目的や期間を先に子どもへ提示しておけばよかった・・・ということです。本人に目標があれば、このような宙ぶらりんの状態に陥った場合でも、初心(目標)を思い出してもらえば挽回が出来たかもしれません。

  2. 目標の再設定が効かない
    1. を書いていて思ったことですが、最初に目標を立てなかったとしても、そもそも目標というものは技術があがったときや状況が変わってきたときに再設定すればいいんです。
    「目標を立て直そう」となったときに、本人の気持ちがとっくに折れていたり、まったく別のことに関心・適性が向いていたら、それは難しいと思われます。

  3. 子どもの得意なこととは明らかに道が違う
    「続けていけば伸びる」こともあるのでしょうが、どちらかというと「もともと得意なことだから伸びる」ケースのほうばかり目にしています。
    むすめは空手を始めてから辞めるまでの間に、新体操選手のように柔らかくなり、伸びやかに勢いをつけて回ったりすることはひじょうに得意になりました。が、最後まで、ファイティングポーズをよその子に対してとれる人ではありませんでした。

  4. よきライバルがいない
    長続きする要因にも書いたとおりで、「その場に行くと居るお友達」と相性がいいと、ちょっとした空き時間から楽しく過ごせるようになるものです。
    むすめの場合、仲良くなれる同年代といえば園児。同じ場にいるだけでも打ち解けた感じの、同じ年頃の子たちがいたのですが、なにぶんさまざまな事情・体調がある年頃であり、まだ本腰入れて空手する年頃でもないので、会える機会がだいぶ少なかったこともまた辞める要因になってしまったかもしれません。
    ちょっと年上のおねえさんたちは稽古熱心でいつも来ていたので、開始までの空き時間にむすめにも声をかけてくれたら良かったように思いますが、おねえさんたちもまだまだそういった大人びたことができる年代ではなく、自分の同年代の子たちでまとまるのが当たり前でした。まぁ、そういうものです。

 

先生(わたしの師匠)にむすめの退会ご許可をいただいてから、じっとその日の子どもクラスやむすめの様子を見学していました。

ちいさな稽古着姿もそろそろ見納めか。あっという間だったけど、かわいかったし、よく頑張ったな。
という実感や、もう二度と戻ってこないこのひと時が切なくてたまらず、きょうは子どもクラスの見学席から未練がましく動画を撮ったりどうでもいいアングルで写真を撮ったり、見るからに修行が足りない親の姿でありました。

 

※お題「最近涙したこと」

うちのベランダ、侵略される

マンション住まいですが、ベランダがやたら広い間取り。そのぶん部屋は狭いながらもリビングから見えるところに緑を置いて楽しんできました、二児の母です。

 

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それなりにベランダ・ガーデニングの本も読み、四季ごとの景観と「なにか育てる楽しみ」、そしてくつろげる追加スペース。そういったものをベランダで育んでいこうと、縁台や大きなものも設置しました。

特に、造園業者にしつらえてもらった木製フェンスは、DIYや自分で設置できる「なんちゃってフェンス」よりも丈夫で満足度も高かったぶん、お金もかかりました。

通販で木製ラティスも買い、自分で塗ったり組み立てたりして手間もかけました。

 

が、わたしはマンション・ベランダーの方々へどうしても言っておかねばなりません。

「設置したものや、育ててきた植物を全て、ベランダからきれいに撤去しなさい」

というおそろしい辞令が、マンションの管理会社から、いつか来ます。

そう・・・

マンションの外壁改修工事です。

 

まっとうなマンション管理がなされている場合、10年に1度ぐらいの周期でそれは、やって来るもののようです。

 

どどどどどうしよう!!

わたしが持っているベランダ・ガーデニングの本には、「マンションだといつか全部どかすことがあるから、どかしやすいようにしとくといいよ」なんてことは・・・

うん。確認した。本当に書いてなかったからね!!

なんという罠か!!!!!!!!!

つる系のジャスミンやバラが好きならばゴインゴインに這わすといい、雰囲気を出す雑貨はでっかいやつでもドーンと置くといい、シンボルツリー(でかい木)を育てるといい、つまみはあぶったイカがいい。

そうやってね、ベランダーの夢を肥大化できるだけ肥大化させておいてね。

 

この春から初夏にかけて、すべてフラットにされましたから。

 

・・・片づけ、大変でしたよ。

植物(鉢)は、近所の親戚宅に空きスペースがあったので、自分で管理をすることを条件に工事中は置かせていただくことにしました。

蔓(つる)ものを育てていなかったのは幸いで、ちょこまかと小さめの鉢でいろいろなものを育てつつあり、数が増えて管理がたいへんにはなりつつありました。(鉢が小さいと、乾きやすいし)

数年かけて大きく育てたクチナシなどは「花の香りは最高だけど、しょっちゅう青虫との戦いを強いられるのがホントにヤダしな・・・」などと、改めて判断をして、身を切る思いで処分してゆきました。

改修工事は、自分のベランダ・ガーデニングの方向性を大々的に整理するきっかけにはなったように思います。

 

植物以外の大物、ラティスは自分で組んだものなので解体はでき、無理やり隅の部屋へまとめてあります。フェンスは大きく重量もあり、そもそも業者が組んだものなので「自分での片づけや保管はムリです」と工事業者へ泣きを入れてみたところ、あっさりと「こっちでうまくどかしながら作業をするから大丈夫ですよ」とお返事をいただき、無事に解決しそう。ヨカッタ( ;∀;)

 

そして現在はこんな感じ。

ベランダの内側まで足場が組まれ、おじさんやお兄さんがしばしば立ち歩いてお仕事をなさっています。

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作ってしまったローリエの大鉢や、料理などにしょっちゅう使えて便利なローズマリーの小木などは、無理やりリビングに置いた縁台の上へ、これまた無理やりに置いて育てています。

これはこれでリビングの景観が変わって面白かったし、当たり前ですが子どもたちがこれらの木の匂いをかいだりと、以前より興味を持ってくれているようです。

 

ただし、大鉢は大きな受け皿がなかなか売っていないため、じゅうぶんな水やりができないでいます。下から漏れない程度に、水をかけています。

 

それにもかかわらず、今月は新しい枝を伸ばし葉を増やしていました。

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流石ローリエ。ベランダーの友人はいつだって、丈夫な草木。

工事が終わる初夏まで、あともう少し。毎夏あつすぎるけど、今年はベランダを再構築するたのしみができるかなあ。

 

ゲリュオネス(ギリシア神話怪物)の正体を看破す

ギリシア神話といえばペガサス幻想、二児の母です。

 

ギリシア神話集を読みふけっていた息子(小学校高学年)が首をかしげていました。

 

「これに出てくるゲリュオネスっていう怪物って・・・一体どういうこと?

頭が3つ、胴体が3つ、腕と足が6本。」

 

う~~~ん・・・・

 

 

最近観たコレじゃね?

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第二弾は、柔らかく優しく。よりみち僕ビール、君ビール

毎日がやってらんねーから呑み曜日、二児の母です。

ビールはここ数年、実験的なクラフトビールを出している国内メーカーがお気に入りです。ヤッホーブルーイング社(よなよなエールなど)が、ローソンにて販売している「僕ビール、君ビール。」の第二弾「よりみち僕ビール、君ビール。」が今月22日に発売されたので、GW突入前の景気づけ、というかGW中に予想される慌ただしさへの「気つけ」に飲みました。

 

こういうときはやはり、比べ呑みに限ります。

白缶が初代「僕ビール、君ビール。」、黄緑缶が「よりみち」です。

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初代は、かんきつ系の皮を噛んだような苦味と香りがキリッと効いていて衝撃的でした。

「よりみち」はそれよりだいぶマイルドな風合いに落ち着きつつ、味わいの複雑さを増しているように感じます。「複雑」だからといってとっつきにくいということではなくむしろその逆で、一般的な国産ビールに乗っているような苦味や辛みなどを削いでいったような、誰にとっても軽やかで飲みやすい印象があります。

 

勿論缶には「柑橘やパッションフルーツを思わせる」といった前説が書かれていますが、フルーツエールのように「単一の果実の風味がビールに加わっている」といったおおきな、わかりやすい味の偏りは無し。若い女子に飲ませても「えーなんかすごーい」とか言ってもらえると思います。

 

ビールに限らず日本酒でも、ジュースより断然に美味しいな、だから呑んじゃうんだよ、と思うお酒はいつだって「なんの味わいと表現したらいいのかわからない」。

それでいて飲み手に対してあたりが良く優しい、かつ唯一無二のバランスを持っています。

「よりみち」はその1本と言ってええんじゃないかなと思います。

 

ちなみに、QBBベビーチーズのオトナ版があれこれ新発売となっていたのですが、その中ではダントツにこちらが「よりみち」に合いました。

なにこの奇跡的な黄緑コーデ。

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よりみちがマイルドでありなんとなく柑橘を思わせる香りであるところへ、ゆず胡椒のピリッとした辛みがアクセントとなりますし、ゆずの香りが柑橘ベクトルに加わって違和感なしなし、イグナシオです。

 

連休は晴れるとよいですね。コンビニではなく是非パン屋で香ばしい惣菜パンやサンドイッチを買って、そしてローソンでよりみちを買って、公園で気軽なピクニックをしたらいいです。

雨のときには同じものを用意して、家の中でピクニックをしましょう。よりみちは真っ昼間っからどちらのシチュエーションにも寄り添ってくれる優しさを持っています。

 

今週のお題ゴールデンウィーク2016」

PTAって何、とかPTAスローガンの作りかた

ここ一か月ほどブログを留守にしていたのは、子どもが受験勉強を本格的に行う年度になった途端に学校のPTA役員に選出されたためです、ママちゃんです。

 

仕事などで学校の委員会活動には参加できずにいたまま、PTA役員になったので、すべてが初耳です。わからないことはネット検索の力も借りている折、PTAの初歩的な話に関しては詳しいことをアップするかたがあまりいらっしゃらないもよう。

アナログの情報源だけでがんばっている世界はまだまだあり、そんなスキマを見つけてはいやらしくつぶしていく、そんなブログへようこそ。

 

今回は、4月に出来立てのPTA組織がやらねばならない最初の課題である「年間スローガン作り」の顛末について、調べたことも交えてざっくりとまとめてみます。

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PTA(Parent Teacher Association)とは

その学校の保護者と先生による組織のことで、おもに複数の委員会によって構成されています。通学する子どもたちのために、学校のいろんな雑事やイベントを仕切ったりこなしています。

例えば、保護者向けに外部講師を呼んでおもしろい講習会をする委員会があったり、学校の広報誌を作る委員会があったり。

PTAに加わる保護者は、こちらですと母親が9割ほどを占めています。複数年度同じ委員を担当するプロ&アクティブなかたもいれば、「やりたくないし、誰もやりたがらないから、くじ引きになった結果引き当てちゃった」という受動的なかたもまぁまぁいらっしゃるものです。

PTAスローガンが出来る直前の背景

今年度のPTA立ち上げ時にはたまたま、後者の「当たっちゃった」かたが比較的見受けられました。会議進行委員としては、スローガン候補を考えるにあたり

「委員自身が楽しめるPTA」

という、明るく前向きな雰囲気づくりが第一の焦点となったように思います。

 

また、同時期に会議進行役員で市のPTA役員研修という集会に参加し、そこでよそのPTA役員さんたちの経験談が語られました。

その中で、やはり「役員をやりたくない人」と「役員をがんばっている人」との会話が挙げられ、

「やれる人だから、やっている というわけではない。やることで、大人も育つ」

「子どもたちへ、新しいことに挑戦する親の後ろ姿を見せる」

といった納得できる「やる理由」の事例が提示され、この考え方が会議進行役員の間で共有されたことが、スローガン案をほぼ同じ方向性で作ってゆくベースとなりました。

スローガン案のまとめかた

今回、最初のPTA全体委員会にて、参加者全員がスローガン案をいくつか考えてくることになりました。

ホワイトボードにそれぞれが考えてきた案を書き出して、どんな意図で作ったのかを手短に発表してゆきます。

皆さんがちゃんと考えてきてくださったので、ホワイトボードには随分と案が並び、

こんな中からどれを選んだらいいのか・・・と悩みそうになりましたが

進行委員長が、よく出てくる言葉の傾向をまとめてくれました。(以下の「どんな単語を盛り込むか」を参照)

すると、3つぐらいの傾向を1文に集約しているスローガン案があったので、それを体裁よくリズムよく直してみて、参加者全員で「これでいいね」と言えるものが完成しました。

どんな単語を盛り込むか

ネットで調べたりしてこれまでの事例を集めてみた結果も同じだったのですが、PTAスローガンの中にはだいたいこんな単語が入ります。

  • 笑顔系(笑顔、ニコニコ、スマイル、キラキラ etc.)
  • チャレンジ系(挑戦、チャレンジ、がんばる etc.)
  • つながり系(絆、コミュニケーション、コミュニティ、ふれあい、輪、未来、明日?etc.)
  • 〇〇しよう系(がんばろう、笑いあおう、助けあおう、広げよう、活かそう etc.)
  • 学校の名前(よその学校のスローガンと並べられる機会があるらしく、そういうときには学校名が入っていると区別がつきやすい)

ぶっちゃけこれらの3つをテキトー・あるいは五七五調につなげれば、それっぽいものが完成します。

が、なにより大事なのは「通学する子どもたちのために俺らはどうするん?」という姿勢や覚悟であり、「今年度のPTAをどんな雰囲気にしたいか」に立ち返ることかな、と

スローガンが決まったあとに(ぉぃ)思いました。

 

最初に書いたとおり、こちらではPTA委員をやることについて不安を抱いているかたがけっこういらしたので、「一人でやるわけじゃないんだから大丈夫」「気楽にいこうよ」といった助けあいの雰囲気をもったスローガンが出来ました。

無難でシンプルながら、なかなかよいものができたぞ!

出来たスローガンをご紹介したいのはやまやまですが、折角ブログという暴れ場ができたのにママちゃんがどこの誰なのかがガチでばれてしまいますので死んでもご紹介しません。

ただ、ホワイトボードに書き出して速攻ボツになった案だけは載せておきます。

 

「いつかこのPTAを思い出してきっと一人ほくそ笑んでしまう」

 

不織布三層構造マスク

 

小学算数の添削問題に成金父さんあらわる

自分の膨大な「くだらないことデータベース」と化しているFacebook を、ちょっとした調べ事のために読み返していたところこんな話が、二児の母です。

 

息子には長年、子ども向けの通信添削教材としては難易度が高いやつをやらせています。

「親のわたしに解けるかしら」とビクビクしながら添削問題をあと読みしていた、ある日のこと。

 

これは確か、小学3年生向けの算数教材ですが・・・

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久しぶりに見た第一印象として

子どもにする話じゃねえだろ

 

ここで導き出される公式は「3億円+おとうさん=壊れる」かな・・・。

庶民が大金を手にするとおかしい突っ込み方する、の好例きた( ;∀;)

 

おうちは、これだってまぁけっこうなお値段だけど、都会辺りではよく聞くぐらいの妥当な予算で組んだよね。問題はもう1つの使い道だ。

 

【おまけの問題】

おとうさんは、おうちの何倍のお金を宝石につぎこみましたか。

 

【答え】4倍

 

うっ・・・簡単なのは、割った結果だけだったよ。

ねぇお父さん、その宝石・・・(ブルブル)誰にあげるの・・・?

その額の宝石って、聞いたことある中だと、こういう感じの人がこういうつけかたしてるやつだよ?

 

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絶対、お母さんにじゃないよね。

だってお母さんは、今までどおり普通のお母さんだもの。宝くじを当てて変わってしまったのは、お父さんだけだよ(まさと絶叫)!!!!!!!!!

 

あ、そうじゃなくて、宝石は投資目的だろうか・・・まともか!!!

でもいきなり?株とか金じゃなくて宝石に手ぇ出すんだ?

えー、お父さん、マネー誌よりもずっと遠くのほうに悟り開いてる。ユダヤ大富豪みたい。奥深い投資の勉強が趣味だったんか。小3算数、そんな深いバックグラウンドないよな。

 

【おまけの問題3】

まさとのお父さんは、残ったお金で果たして幸せになれたのでしょうか。(考え方5点)

  

こんだけ偏った使い方しておいて、まだ相当な額が手元に残ってるのが凄い(計算してみてください)。家族との温かい関係が変わらないなら、この後も全然いけると思う額。

宝くじってパワーあるのね。

 

この問題のおかげで、売り場に並んでいるかたがたのリアルな試算というか

「〇億円」の凄さが、ちょっと分かった。

 

それでもわたしは、何につけても「リスクというものを絶対とりたくない人間」だということが、この問題を通してジワジワと分かってきたから、宝くじを買うことも、買ったらすごいことになるかもしれないどうしよう、などと逡巡することを一切やめようと思う。

さよなら、すべてのなんとかジャンボ。(↓BGM)

そしてありがとう、いかれぽんち添削問題。

まさかこういう、自分の今後に影響を及ぼす展開になるとは思わなかった。

 

ちなみに、よく当たる売り場に並んでいる方々を街中で見かけることはよくあって、そんなときには「買えない自分の小心さ」などにモヤモヤしていたのですが、心の中で

「全員に7億当たっちゃえばいいのに!」

って心から願うようになったらスッキリしました。

 

世界の14峰を制した、ただひとりの日本人は言う。

「食べるだけでも、疲れるんです」と。(※)

 

家計の中だけでも、お金を使ったり守ったりするのはしんどい。

当たったみなさんの力で日本をダイナミックにおもしろく変えてくれたら、こんなにいいことは無いです。

 

※参考文献

 

今週のお題「卒業」