手元に1年ほど、手芸店で見つけたリバティっぽい薄手生地を熟成させていて
これでワンピースかブラウスを作りたいなと思っていたのです。
で、色々アパレルショップを見て回ったり型紙の本をネットなどでみて回った結果、
この表紙みたいな形にしたかったのです。
書店には置いてない本だったので
「たぶん、直線縫いすれば出来る・・・!」
とイマジネーションを限界まで発揮しまして(限界低すぎ)、
その、薄手でてろてろしていて大きな生地を、キレイに直線に縫うまでがたいへんでした。
すぐによれる生地をまっすぐに広げるには。
→全体にアイロンかけて、床に広げて、端のあちこちをテープでとめて。
(型紙なしで行くので)どのくらいのサイズに切り出すか。
→少し中央を縫ってみてVラインを作ってみて。それから体に当てて測ってみて。
だいたい同じ大きさの長方形4枚に切り出すには。
→端を簡易ボンドで止めて、ぴったり合わせてから手芸ペンで線を引いて。
伸びやすい素材なので、カッターじゃなくはさみでゆっくり切って。
それでも、2枚ずつ縫い合わせてみると(前身ごろ・後身ごろ作り)端にけっこうなずれが生じるので
→縫い合わせた中央部同士をまち針で止めて、もう一度きれいに伸ばして広げて。
線を引き直して、また切って。
ミシンで縫うときは、ちょっとでも引っ張ると「よれよれ」が出てしまいそうな薄い生地なので
「引っ張るな・・・引っ張るなオレ・・・!」
とずっと祈りながら布送りをしました。
すぐに形にしちゃおう、といきなり生地を直線縫いして終わらせることもできた。
昔の自分はそうだった。
だけど、焦らないで、
完成までにやっておいたほうが良さそうな小工程に気づきながら、
小さな作業が1つ1つ成功していくことが自分にとっては大切みたい。
隙間時間に少しずつやっていたら4日もかかっちゃって
「うにくろの中国工場だったら、こんなの一瞬だろうな・・・」
と切なかったりもしたけれど、
1つの工程が終わると自分の中でも区切りができて、安心感がある。
結果として仕上がりもきれい。
それっぽくできた・・・!!! ( ;∀;)
ついでに型紙みたいなもの。(※当方身長154cmです)
(Vネックがわかりやすいように描いていますが、要するに
40cm x 85cm の長方形の布4枚をこういうふうに縫い合わせるだけです。
着やせ・チラ見え対策として中にキャミやボトムをレイヤードして着る前提なので、袖やスリットが大き目です。面倒だったらスリットなくてもいんじゃね?)
種々雑多なことに目がいってしまう性分ですが、
いろんなことをやりながら生きていると、その複数のことがそれぞれ成功するような、共通した「真理のようなもの」に気づくときがあって。
それを忘れたくないなと思って、こうして書いて残しています。