連休中は行きつけの空手道場が毎年お休みで本当に残念、これ2度目、二児の母です。
根がふまじめな上に空手は家庭に持ち込まない主義につき、こんな時期はどんどん身体がゆるむ。ふまじめだけど危機感はある(かっこいい顔で)。
今までこんなときはランニングを組んできたんだけど、ふまじめに飽きっぽさを加味した結果、「新しい刺激を身体に加えてみるか」と考えた。
30代から10年近く空手をやっているけど、実は身体が硬い。
ひじょうに恥ずかしながら「本気でやってんの?」と言われても仕方がないレベルで、開脚前屈できない。
特に股関節の開きが悪く、空手を始めた頃はいわゆる「休憩座り」 - 腰に拳をつけながらあぐらをかくこと - がしんどくてプルプルしていた。ヒザが倒れなくてまったく姿勢が安定しないんだよね。どういうこと?と思うでしょうから、はい。↓
少年からおじ様まで、稽古生の方々は皆普通にやれてるんだけどな。たぶん俺の守護星の別名は「恥辱星」なんだろう。
よって、空手やジョギングをしない時期に身体へ新しい刺激を組み込むとしたら、柔軟性を養う運動にすれば負荷的にちょうどいいはず。不得手な部分を補習するのだから、よい修行にもなるだろう。
数年前、初めて代官山あたりにオープンしたと聞いて胸が騒いだ「空中ヨガ」。
スタジオ天井から吊り下げられた薄手のハンモックを身体に巻き付けるようにして空中に浮かび、床から離れることと布の押さえる作用で、自体重を活かしつつ、より伸びやかにヨガポーズをとることができる。
空手を好きで続けているのはアクションがはっきりしているという点にもあり、じっくりとしていてしんどいヨガは基本的に苦手だが、ハンモックは憧れでもあり大好き。
ハンモックに乗れるんならヨガがまんできる。
・・・そう、がまんしてきた。だからこんだけ書けるわけ。
思いがけなくうちの近所にスタジオがオープンし、GW中のキャンペーンで相当安くヤれることがわかってしまった。一秒でも早くハンモックと戯れたい、柔軟性とか修行とか知るか!バカ!!
気持ちは10代の恋であったが夕餉はしっかり家族に出してから現地へ飛んだ。現実的な自分が正解だけども哀しい。
やってみたら相変わらず硬くてポーズが決まるわけなくて、俺の恥辱星が夜空に光りまくりだったんだけども、床(マット)で柔軟体操するときに押し付けざるを得なかったくるぶしの痛みから解放された。どういうこと?と思うでしょうから、はい。その2。↓
このように、床についている身体部分(の硬さ)に邪魔をされて柔軟ポーズが浅くなることに困っていたのだが、浮いたハンモックに身体の一部を乗せて使うポーズで接地面が少なくなるぶん、思い切って伸ばすことにチャレンジできたように思う。
一例 ↓
特に気に入ったのは、柔軟とは関係ないけどシャバーサナ(ヨガの基本的なシメ、寝転ぶ瞑想)。ここでは、よく広げたハンモックへ気を付けした全身を預けるやりかた。速攻で寝てしまったぐらい気持ち良かった。
二度目のレッスンではちょっと早めにスタジオ入りして、ハンモックに入ったり漕いだりして小さく遊んだ。ふふ。たのしい。と人に見られぬようニコニコする。
実はこのGWは帰省すら叶わず、ずっと家で過ごすことになった。
だから、こういうことに手を出せた。身近にも新しい扉って在るものだ。