(これは少し前、草食男子という言葉がやたらと流行っていた頃の話です)
こんにちは。僕はすじ肉マン。
スージーって呼んでくれてかまわない。
友人の連れてきた若い女の子は言葉が軽い傾向がある。
そういう子からたまに呼び出しがかかって、お互いの暇つぶしのような感じでカフェに行くこともあり、
「スージーって本当、草食だよね〜」
もう辟易(へきえき)するほど言われた。
いい加減にしてほしいのだけど、僕にどれだけ当てはまっているのか調べるのにちょうどいいランキングがあったので、胸に手をあてて考えてみることにした。
どれどれ・・・
◆「草食男子」のイメージランキング◆ (当時のニュース記事より一部抜粋)
【1. インドア派 】
イベントの規模によるね。 (以下、キン肉星国民には機密事項)
大きなスポーツの大会だとキン肉スグル国王が勝手に一般席を自分でチケットとったり、
ひどい時には数日前から変装して並んだり、
もっとひどい時には心変わりして、買ったチケットを当日ダフ屋として場外で売りさばこうとするので、
国王の身辺を世話する一族の僕らは総出で、彼を羽交い絞めしに出向く。
結果として、仕事のために外に出ていることが多いんだ。かなり。
その反動か、オフには自室や近場でゆっくりしていることが多いかもしれないね。
【2. 自分の部屋で過ごすのが好き】
お気に入りのオットマンに足を投げ出し、好きなコーヒーをサイフォンで入れたり、サイトをチェックしたりするのが一番落ち着くんだ。
例えばネットカフェで殆ど同じことができたとしても、不特定多数の人物のために「それなりのもの」が用意されている空間は、僕には必要ない。
自室で選んだものは、すべて僕がほんとうに好きなもの。部屋という名前のアルバムに代わりはないんだ。
【3. 声が小さい】
マナーに基づく調整ができる、と言い換えてもらいたい。
僕が好きなレジェンド超人たちがチャリティなどで試合をするときは必ず観戦に行くんだけれど、例えばブロッケンJr. さんがあえてキャメル・クラッチをキメてお父上を偲んだ回。
・・・僕は、声をはりあげて応援した。そして泣いた。
(ちなむと相手は真っ二つになった。)
これだってマナーのひとつだ。
【4. 彼女の行動にあわせる】
僕には彼女がいないので、参考になる意見は言えなそうだ。
・・・ちょっと、なに嬉しそうな顔してるんだい。 僕は充実してるよ、依存しているものがないから。
ただ、女友達から「○○の展覧会行かない?」と声がかかって、僕も元々それに興味があったからついて行くというパターンはすごくよくある。 なので、「結果として当たっている」とは言えるだろう。
行動にあわせているというより、持っている感性が合うんだな。
だけど結婚する女性について考えるなら、僕がまだ開拓していないフィールドを持っていてもらいたい。僕も相手に対してそうでありたい。
共感しながら一緒にお互いの世界を広げていけたら、どんなにいいだろう。
【5. お酒は苦手】
飲みすぎたら、いいワインが出てもテイスティングにならないだろ?
(項目の多さに、だんだん腹が立ってきた)
「できない」ことと「やらない」ことは違う。 ただ、それをきちんと理解してくれる人間には深みが必要なだけだ。
【6. 激しいスポーツはしない 】
フットサルやライトな超人レスリングを、男友達に誘われてちょっとやる。
期待に応えたりちょっと手加減ができるようになるために(つまり相手に怪我をさせないために)、僕はひとりで筋トレをしているけれども、確かにこれは静的だろう。
劇場的に突っ込んでいくアクションをとりたがるのはえてして単細胞な人物か、
勝手に牛丼ばっか食っててこちらで用意した完璧な野菜サラダをこっそり捨ててる人物とかだ。
つまりうちのスグル国王だ。(これもキン肉星国民には機密事項)
【7. 細身のパンツが好き】
好きな店だとそういうパンツしかない。
【8. ゲームが好き】
よほど仲のいい男友達から誘われたときに限って、ソーシャルなオンラインゲームに取り組む。
アイテム集めやら育成といった作業パターンにすぐ飽きるので、長続きはしない。 課金しないとあまり強くなれない、という裏の事情にも冷めるしね。
オンラインゲームをずっとやることは、デスクワークと大して変わらないように感じてしまう。
僕はだんぜん、本のほうが好き。 筆者という人間全体に向かい合う感覚は、脳をまんべんなく刺激してくれる。
【9. 聞き上手】
相談ごとっていうのは、自分の中で既に出ている答えを再確認したいという作業なのさ。
余計な口出しをされるのは嫌なものだし、そこを前もって避けるのが高等なコミュニケーションだろうな。
僕の場合、同じスタンスやレベルでものを言える相手だと、ようやく胸襟をひらいてディスカスできるかな。
【10. 食事のお店を決めるのが苦手】
行きたいお店の選択肢が多いんだよ(怒り)
・・・違うか、通りを歩いていてポンとどこかに入ろうっていうシチュエーションかな。
目を引くメニューが看板にないお店が、年々増えつつあるような気がする。 自分で作ったほうが美味いもの。
散々悩んで歩いた挙句、家に帰って作ることもあるね。
そういうときのシンプルなパスタは、腹に沁みる。
・・・僕、草食ですか?
素敵な女性が現れたら、そうではない僕を見せることができるんだけどね。